切り込みの入った大きな葉が魅力的のモンステラですが、その肝心の葉が黄色く枯れてしまうことがあります。今回は、モンステラの葉が黄色くなる原因と、枯れた葉を切る方法について紹介します。
モンステラの葉が黄色くなる原因
古い葉と新しい葉の入れ替わり
モンステラに限らず、植物の古い葉は黄色や茶色に変色して枯れていき、それに替わって新しい葉が成長していきます。古い葉は株の下の方に生えているので、古い葉と新しい葉の入れ替わりによって枯れる場合は、モンステラの下葉から黄色くなる傾向があります。
古い葉と新しい葉の入れ替わりは、植物の自然な現象なので、このような原因でモンステラの葉が黄色くなる時は、全く問題ありません。
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水切れ・過剰な水やり
うっかり水やりを忘れてしまい、モンステラが水切れを起こしてしまうと、葉が黄色くなって枯れてしまうことがあります。
それとは反対に、過剰に水を与えてしまうと、モンステラが根腐れを起こしてしまうこともあります。その結果、根から水を吸い上げられなくなって、葉が枯れてしまうことがあるのです。
これらの原因でモンステラの葉が黄色くなる時は、葉の先端部分から徐々に黄色く変わっていく傾向があります。
葉焼け・日照不足
モンステラに直射日光を当ててしまうと、葉焼けを起こし葉が黄色くなってしまうことがあります。また、モンステラはある程度の耐陰性はありますが、室内の暗い場所に置いてしまうと、日照不足で葉が黄色くなることもあります。
これらの原因でモンステラの葉が黄色くなる場合は、葉先からではなく、葉の中間部分から黄色や茶色に変色する傾向があります。
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病害虫
モンステラにハダニやカイガラムシが付くことで、葉が黄色くなることもあります。これらの害虫は植物の汁を吸う性質があるので、モンステラの葉がまだら模様に変色するのが特徴です。
カイガラムシが出した排泄物がモンステラの葉に付着すると、そこに黒いカビが発生することで、すす病になることがあるので注意が必要です。
ハダニに効く殺虫剤
カイガラムシに効く殺虫剤
モンステラの葉が黄色い時は切る!枯れた葉の切り方を紹介!
モンステラの黄色く枯れた葉は、見た目が悪いので切り取っておくと良いでしょう。
モンステラの枯れた葉の切り方は、黄色くなった葉の茎元から切るのが基本です。茎の途中から切ると見た目も悪いですし、枯れた茎が付いていることでカビの温床になりかねないので、枯れた葉の付いた茎元から切り取っておきましょう。
モンステラの切り口から出る汁には、シュウ酸カルシウムという毒性成分が含まれています。そのため、この汁が皮膚に付着するとかぶれることがあるので、剪定をする際には気を付けましょう。誤って汁が付着してしまった場合は、速やかに洗い流してください。
植物は、葉が枯れ始めると、枯れ葉に含まれる水分や養分を、株本体に戻して再利用する性質があります。ですから、まだ成長が不十分な小さな株のモンステラや、根腐れなどで株が弱っている場合は、葉の全体が黄色くなって完全に枯れてから切ると良いでしょう。
ただし、病害虫が原因でモンステラの葉が黄色い場合は、直ちに病害虫の被害がある葉を切り取って、殺虫剤を使って対応する必要があります。
モンステラ
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