トックリランの幹が「シワシワ」「ブヨブヨ」に萎む原因は?

トックリラン(ノリナ,ポニーテール)は、メキシコ南部の乾燥地帯に自生する植物で、乾きを凌ぐために、とっくり状に膨らんだ幹に水分を溜めているのが特徴です。今回は、トックリランの膨らんだ幹が、「シワシワ」「ブヨブヨ」に萎む原因について紹介します。

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トックリランの幹がシワシワに萎む原因

トックリラン,幹,しわしわ,ぶよぶよ,しぼむ,画像1

トックリランが乾燥すると、幹に溜め込んだ水分を消費するので、失った分だけ幹が萎んで樹皮がシワシワになります。

トックリランの幹がシワシワなる原因が、単に水やりを忘れただけなら、水を与えてあげれば、再び幹が膨らんで復活します。

しかし、水分不足の原因が、根詰まりや根腐れなど、根の不調が影響している場合は、水を与えても根本的な解説にはなりません。

根詰まりを起こさないように、トックリランの生育に応じて2年に1回程度は植え替えしてあげると良いでしょう。植え替えの時期は、5月から9月頃が適しています。

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また、トックリランは、ある程度の耐陰性はありますが、日光を好む植物なので、日光をよく当ててあげないと、生育が鈍って幹が太くなりません。春から秋の暖かい季節には屋外の日が当たる場所で管理し、寒さが厳しい冬の時期は室内の明るい場所で管理します。

トックリランの品種は、ボーカルネア・レクルバータ(Beaucarnea recurvata)が主流でしたが、近年では、ボーカルネア・グアテマレンシス(Beaucarnea guatemalensis)の流通量が増えてきました。グアテマレンシスも幹が膨らむ品種ですが、レクルバータのように球状にはなりにくいです。

トックリランの幹がブヨブヨに柔らかい時は?

トックリラン,幹,しわしわ,ぶよぶよ,しぼむ,画像2

トックリランの膨らんだ幹を触るとブヨブヨに柔らかい場合は、根腐れの疑いがあります。根腐れの主な原因は、水を頻繁に与え過ぎることです。

トックリランの春から秋の水やりは、土の中が乾いてから、たっぷりと水を与えるという、メリハリのある水やりが基本です。生育が鈍る冬の時期は、乾燥気味に管理します。

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特に冬の休眠期は、トックリランが多くの水分を必要としていないので、この時期に頻繁に水を与え過ぎると根腐れを引き起こすことがあります。

根から入り込んだ細菌は、やがては幹まで侵入して内部がスカスカになってしまいます。細菌が侵入して幹がブヨブヨに柔らかくなってしまった場合は、元の状態に復活するのは難しいです。

トックリラン

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