モンステラはサトイモ科の植物なので、サトイモの葉のように大きく広がった葉っぱが特徴です。モンステラの代表的な品種のモンステラ・デリシオーサは、成長すると葉が1mを超えることもあります。
そのため、大きな葉のモンステラを期待して購入したのに、いざ育ててみると、意外と葉が小さく感じことがあるようです。
大きくならない種類「ヒメモンステラ」とは?
モンステラの葉が大きくならない原因については、生育の問題が関係していることがほとんどですが、そもそもモンステラには大きくならない種類があることをご存知でしょうか。
大きくならない種類のモンステラは、一般的に「ヒメモンステラ」と呼ばれるものです。ヒメモンステラとは、品種名ではなくて、小さく育つように品種改良されたモンステラの総称です。
小さく育つ品種は、モンステラ・アダンソニー、モンステラ・フリードリヒスターリー(マドカズラ)、モンステラ・デシリオーサ・コンパクタなどがあります。
モンステラ・アダンソニーをヒメモンステラという名前で売っていることもよくあります。ヒメモンステラの葉でも30㎝程度までは大きくすることが可能です。
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モンステラの葉を大きくするには?
モンステラは根の生育が良く、1年も経てば鉢の中いっぱいに根を張り巡らせていまいます。根詰まりを起こしたモンステラは、成長が滞ってしまうので、葉が大きくなりにくいです。
そのため、モンステラの葉を大きくするには、1年に1度の植え替えが必要になります。
モンステラを大きくしたいからと言って、いきなり大き過ぎる鉢に植え替えするのはNGです。植え替えする際には、ひと回り大きな鉢に植え替えるようにしましょう。
それでは、なぜ段階的に鉢を大きくしていく必要があるのでしょうか?それは、急に大きな鉢に植え替えると、地中の水分量が多くなって根腐れすることがあるからです。
地植えであれば、地中の水分は均等に染み渡りますが、鉢の中は限られたスペースなので、植物に対して鉢が大き過ぎると、地中の水分量が多くなってしまうのです。
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モンステラの植え替えの際には、根の状態を確認するようにしましょう。健康な根は綺麗な白色をしています。茶色くなっているのは枯れた根です。
全体的に白い根が広がっている場合は問題ないのですが、茶色く枯れた根が多い場合は、その部分を切ってから植え替えすると良いでしょう。
また、モンステラには「気根」と呼ばれる空中にせり出した太い根があるのが特徴です。気根は、空気中の水分を吸うためや、自身を支える支柱としての役割があると言われています。成長した気根は茶色くなることがありますが、そのまま切らずに残しておきましょう。
モンステラ
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