アレカヤシとテーブルヤシは同じヤシ科の植物で、見た目も非常に似ていますが、よく見ると幹の色や葉の形に違いがあります。今回は、アレカヤシとテーブルヤシの違いや見分け方のポイントについて紹介します。
アレカヤシとテーブルヤシの違い
アレカヤシは、ヤシ科ヒメタケヤシ属(アレカヤシ属に分類されることもある)の植物で、テーブルヤシは、ヤシ科テーブルヤシ属に分類される植物です。アレカヤシとテーブルヤシは同じヤシ科の近縁種ですが、分類学上異なる植物です。
また、アレカヤシとテーブルヤシでは原産地が違います。アレカヤシは、マダガスカルやアフリカなどの熱帯雨林気候地域に分布する植物です。一方、テーブルヤシは、メキシコや南アメリカなどの高地に分布する植物です。
アレカヤシは、亜熱帯原産の植物なので寒さに弱く、栽培するためには10℃程度必要です。それと比べてテーブルヤシは高地に分布する植物なので、比較的寒さに強く、耐寒温度は5℃程度です。
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テーブルヤシは、非常に耐陰性があり、少しくらい暗い場所でも元気に育ちますが、アレカヤシは、暗い場所では調子を崩すので、明るい日陰がベストです。
アレカヤシとテーブルヤシのどちらも、強い日差しが当たると葉焼けすることがあるので、日陰で管理することが大切です。このようにアレカヤシよりもテーブルヤシの方が耐寒性と耐陰性が高いという違いがあります。
アレカヤシとテーブルヤシの見分け方
ヤシ科の植物は見た目が非常に似ていますが、アレカヤシとテーブルヤシをよく見比べると細かいところが違います。
テーブルヤシの幹は緑色ですが、アレカヤシの幹は成長と共に褐色に変わります。
アレカヤシとテーブルヤシの葉は、どちらも単羽状複葉で緑色をしていますが、テーブルヤシの葉よりもアレカヤシの葉の方が大きく育つので、小葉が長く、枚数が多いです。
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幹の色の違いと小葉の長さや枚数の違いが、アレカヤシとテーブルヤシの見分け方のポイントです。
小苗の時期のアレカヤシとテーブルヤシでは、なかなか見分けることが難しいかもしれませんが、アレカヤシは大きくなると10m以上にもなる高木で、テーブルヤシは大きくなっても2m程度の低木なので、成長すると簡単に見分けられます。
アレカヤシ
テーブルヤシ
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