クロトン(別名:ヘンヨウボク)は、黄色や赤の鮮やかなカラーリーフが楽しめる植物ですが、その肝心の葉っぱが、全て枯れ落ちてしまうことがあります。今回は、クロトンの葉が落ちる原因について紹介します。
記事の後半では、クロトンの葉の色が黄色や赤くならないで、緑色のままになってしまう原因についても解説していますので、合わせてご覧ください。
クロトンの葉が落ちる原因
クロトンの葉が落ちる原因については、害虫被害や根腐れなど様々なことが考えられますが、可能性が高い原因の1つとして「寒さ」による影響が挙げられます。
クロトンは、ジャワ島やマレーシアなどに自生する熱帯性の常緑低木です。熱帯性の植物なので、寒さに非常に弱いという特徴があります。
クロトンは、春から秋にかけての暖かい時期には、屋外で管理しますが、気温が15℃を下回ると株が弱ってしまうので、冬場は暖かい室内で管理することが大切です。
冬の時期は、暖房をつけていないと室内でも15℃を下回ることがあるので、本州ではクロトンの冬越しに失敗することが多いです。クロトンを寒い場所に置いておくと、休眠状態になり次々と葉が落ちていきます。酷い時は、全ての葉が落ちることもあります。
クロトンの葉が落ちた時にやってはいけないのは、水を与え過ぎることで、葉が無くなった状態では、多くの水分を吸い上げることができません。冬の時期にクロトンの葉が落ちてしまったら、水やりを控えて暖かい場所で越冬し、春に新芽が出ることを期待して、しばらく様子を見ましょう。
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クロトンの葉の色が黄色や赤くならない時は?
クロトンには100を超える園芸品種が存在します。斑の色が黄色、赤、オレンジなどに染まるものや、葉の形が広いものや細いものなど、見た目のバリエーションが豊富な植物です。
クロトンは、鮮やかなカラーリーフが楽しめることが魅力の植物ですが、クロトンの葉の色が黄色や赤くならないで、いつまで経っても緑色のままということがあります。
クロトンの葉の色が変わらない主な原因は「日照不足」です。クロトンを日当たりの悪い場所に置いてしまうと、黄色や赤の鮮やかな葉色になりません。
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春から秋の暖かい季節には、クロトンを屋外で管理し、直射日光に当てると綺麗な葉色になります。十分な光量を得られないと、濃い緑色の葉のままになってしまいます。クロトンの新芽はカラフルで綺麗なものが多いのですが、日光が当たりにくい下葉は濃い緑色になることが多いです。
夏以降に黄色や赤の斑が淡くなり、緑色の葉になる現象を、「後暗み(読み:のちくらみ、あとくらみ)」と言います。これは、日照不足の環境下で光合成をするために、葉緑素が増えたことが原因です。
クロトン
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