クリスマスローズは、花芽ができる冬の時期に葉を切る「古葉切り」作業を行うことがあります。今回は、クリスマスローズの葉を切る時期と剪定方法を紹介します。まずは、古葉切りを行う理由について確認していきましょう。
クリスマスローズの古葉切りを行う理由とは?
クリスマスローズの古葉切りを行う主な理由は2つあります。1つ目の理由は、花を綺麗に見せるためです。クリスマスローズの葉は冬の間も枯れずに残ります。生い茂った葉が後から伸びてくる花芽を隠してしまわないように、古い葉を切っておくと綺麗な花を楽しむことができます。
2つ目の理由は、クリスマスローズの花付きを良くするためです。葉を切ることで、養分を葉の成長に使わずに花芽を育てるために使うようになります。古葉切りをしておくと、開花の時期が早まる傾向があります。複数の株をお持ちの方は、古葉切りを行った株と、古葉切りを行わなかった株を見比べてみると、花付きの違いが分かると思います。
古葉切りは、クリスマスローズをより良く楽しむための知恵なので、できればやった方が良いのですが、古葉切りをやらなかったからといって、クリスマスローズの花が咲かないわけではありません。
人によっては、クリスマスローズの花と葉の両方を楽しみたいという方もいらっしゃるので、古葉切りを行うかどうかは、育てる人の好みによるところが大きいです。
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クリスマスローズの葉を切る時期と剪定方法
クリスマスローズの古葉切り作業は、株元に花芽ができてから葉を切ります。花芽ができる時期は、地域によって異なりますが、関東より南の暖地であれば、12月に入ってから花芽が付き始めるので、この頃がクリスマスローズの葉を切る時期になります。関東よりも北の寒い地域では、11月頃に花芽が付き始めます。
クリスマスローズの葉芽は先が尖っているのですが、花芽はふっくらと丸いのが特徴です。葉芽は春と秋にできますが、花芽は冬の時期にできるので、葉芽と花芽を見分けることは簡単です。
クリスマスローズの古葉切りの剪定方法は、葉の部分が無くなればどんな切り方でも良いのですが、あまりに短く切り過ぎてしまうと、土壌の蒸れや雨水の跳ね返りで、切り口がカビてしまうことがあるので、地際から10㎝くらい茎を残して、葉っぱの部分を切り取ると良いでしょう。剪定後に残った茎は、しばらく経つと水分を失って自然に枯れていきます。枯れた茎は、摘まんで簡単に取ることができます。
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クリスマスローズの葉芽は春にできることが多いので、古葉の多くは春にできた葉なのですが、中には秋にできた葉もあります。できれば秋の葉は、来季の花芽のために切らずに残しておく方が良いです。
春の葉は古葉なので硬く傷んでいるのが特徴で、秋の葉はまだ新しく柔らかいのが特徴です。見比べてみると、春の葉よりも秋の葉の方が奇麗なので、すぐ分かると思います。
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