ウツボカズラの袋を大きくするには?高地性と低地性で温度管理が違う!

ウツボカズラにはたくさんの種類があり、捕虫袋の大きさも2㎝~50㎝と様々です。一般的な園芸店で流通の多いネペンテス・アラタ(Nepenthes alata)の捕虫袋でも、大きなもので長さ15㎝くらいまで成長します。

ウツボカズラの捕虫袋を大きくするには、基本的な栽培方法以外にも、ちょっとしたコツがあります。また、ウツボカズラには高地性と低地性のものがあり、それぞれの生育適温が異なるため、事前に知っておく必要があります。

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ウツボカズラの袋を大きくするには?

ウツボカズラ,袋を大きくするには,高地性,低地性,温度,画像1ウツボカズラの捕虫袋を大きくするには、光量や水、適した温湿度など、基本的な要素が必要ですが、それ以外にも「蔓(つる)の先を安定させること」が効果的です。

ウツボカズラには、地面に接地してできる「下位袋(かいだい)」と、蔓にぶら下がってできる「上位袋(じょういだい)」という2種類の袋があります。一般的に、どっしりと丸く大きな袋は、地面や物に触れた状態で形成される「下位袋」の特徴です。

吊り鉢で栽培していると、蔓が空中に浮いた状態になりやすく、ほっそりとした上位袋ができやすくなります。大きな袋を楽しみたい場合は、伸びてきた蔓の先が鉢の縁や用土、あるいは棚の台などに触れて安定するような環境を作ってあげると、蔓先への刺激がスイッチとなり、大きな袋が形成されやすくなります。

まだ袋が小さい段階で、蔓の先が何かに着地できるように誘導してあげると、ウツボカズラは順調に袋を膨らませていきます。

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ウツボカズラは高地性と低地性で温度管理が違う

ウツボカズラ,袋を大きくするには,高地性,低地性,温度,画像2ウツボカズラは寒さに弱い性質があるので、気温が下がると成長を止めてしまい、そのまま寒さが続くと枯れることもあります。ウツボカズラの捕虫袋を大きくするには、温度管理が重要になるのですが、ウツボカズラの種類によって適した温度が異なります。

ウツボカズラの種類は大きく分けて「高地性」と「低地性」があります。ネペンテス・ベントリコサ(N. ventricosa)などの高地性ウツボカズラは、真夏の暑さや用土の蒸れを嫌い、冷涼多湿の環境を好みます。そのため、適度に涼しくならないと捕虫袋を付けにくいです。高地性ウツボカズラは、20~25℃程度のやや涼しい気候が生育適温になります。

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ネペンテス・アラタ(Nepenthes alata)として園芸店で販売されているものの多くは、暑さにも寒さにも比較的強い性質を持っています。これらは20~30℃程度が生育適温ですが、環境への適応能力が高く、初心者にも育てやすい種類です。本来のネペンテス・アラタは低地から高地まで広く分布する種類ですが、国内で流通しているものは特に丈夫な系統や交配種が多いため、厳密な「低地性・高地性」の区分にとらわれすぎず、極端な寒さを避ければ順調に育ちます。

注意が必要なのは冬の管理です。気温が15℃を下回るとネペンテス・アラタなどの成長が鈍くなります。「高地性」といっても熱帯の高山植物ですので、日本の冬の寒さには耐えられません。耐寒性があると言われるベントリコサであっても、最低温度は10℃〜15℃を保つのが安全です。5℃を下回るような環境や、ましてや0℃近くになると、細胞が凍結して枯れてしまうリスクが非常に高くなります。

高地性と低地性ともに、空中湿度が低いと捕虫袋が付きにくくなるので、葉水を行って湿度を保つ必要があります。空中湿度70%以上が理想です。気温が下がって乾燥する冬の時期でも、ウツボカズラの捕虫袋を大きくしたい場合は、温室栽培をする必要があります。

ウツボカズラ

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