サラセニアは湿地に自生する植物なので、常に湿った状態を保つことが大切です。水切れするとサラセニアが調子を崩してしまうので注意しましょう。今回は、サラセニアの捕虫葉の先が枯れる原因と、サラセニアの植え替え時期について紹介します。
サラセニアの捕虫葉の先が枯れる原因は?
水切れ
サラセニアは、北アメリカ東岸の亜熱帯域からカナダにかけて分布する食虫植物です。湿地に自生する植物なので、サラセニアの育て方は、鉢の1/3を水に浸す「腰水」で栽培するのが一般的です。
サラセニアは屋外の日当たりの良い場所で管理します。水やりは腰水栽培なので、時々水を補充するくらいで、あとはほぼ放置でよく育ちます。
手間がかからないサラセニアだからこそ、やってしまいがちなのが、ついつい水の補充を忘れてしまい、サラセニアが水切れを起こしてしまうことです。
サラセニアは湿地に自生する植物なので、水切れは最も注意すべきことです。水切れが起こると、サラセニアの捕虫葉の先が枯れる原因になります。長期間、水切れの状態が続くと、株自体が枯れてしまうこともあるので気を付けましょう。
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根の不調
古い用土を使い続けると、用土の腐敗が原因で、サラセニアの根が腐ってしまうことがあります。根腐れを起こすと、根から水分を吸い上がることができないので、サラセニアが水分不足になり、捕虫葉の先端の方から枯れてしまうことがあります。
また、長い間植え替えをしていないと、根詰まりを起こすこともあります。この場合もサラセニアが調子を崩してしまうので、株の成長に応じて、2年に1回を目安に一回り大きな鉢に植え替えてあげると良いでしょう。
冬に地上部が枯れる
サラセニアは、冬になると休眠期に入るので、次第に地上部が枯れていきます。冬場は株を休めて、春に再び成長できるように準備をしている時期なので、冬にサラセニアの捕虫葉の先が枯れることは問題ありません。
先端の方だけ枯れた捕虫葉は、まだまだ光合成を行っているので、捕虫葉の全体が枯れるまで切り取らないようにしましょう。冬場でも根は生きているので、水切れには注意してください。
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サラセニアの植え替え時期は冬越し中で真夏はNG!
サラセニアの植え替え時期は、12月から2月の冬越し中が最適です。根を傷めないように注意すれば、暖かい時期に植え替えすることもできるのですが、サラセニアの根は折れやすいので、できれば冬の休眠期に植え替えするのが良いでしょう。
特に、真夏に植え替えをしてしまうと、根を傷めてしまったり、捕虫葉の付け根にあるバルブを腐らせてしまうことがあるので、真夏の植え替えは避けた方が無難です。
用土が古くなると、表土がヌルヌルして緑色になってきます。腐敗臭がする用土にサラセニアを植えておくと、根腐れを引き起こして株がグラグラしてしまいます。
サラセニアを購入したら、まずは植え替えをしておくことをお勧めします。ホームセンターの園芸コーナーなどで販売しているサラセニアは、大抵はピートモスに植えられていることが多いです。
植え替えの際には、根を傷めないようにサラセニアを鉢から取り出して、根の部分を水に浸しておくと、ピートモスが取れやすくなります。サラセニアの根からピートモスが取れたら、鉢に鉢底石を入れて、そこに水苔で根を包んだサラセニアを植え付けていきます。
サラセニア
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