モウセンゴケを育て始めた頃は元気だったのに、数年経つと調子を崩してしまう場合は、植え替えをしていないことが原因の1つとして考えられます。鉢植えのモウセンゴケは、1~2年に1回は植え替えをすることが基本です。今回は、モウセンゴケの植え替え時期と冬越しについて紹介します。
モウセンゴケの植え替え時期と方法
モウセンゴケの植え替えに適した時期は、1月~2月の冬場に行うのが最適です。この時期のモウセンゴケは、寒さの影響で休眠状態になっているので、植え替え作業を行ってもモウセンゴケへの負担が少なくて済みます。
モウセンゴケは酸性の土壌を好む植物なので、鹿沼土や赤玉土、酸度未調整ピートモスなど、酸性の資材を混ぜ込んだ土を使用することがありますが、一般的には管理のしやすさから水苔単用で鉢植えすることが多いです。水苔は1~2年で傷んでしまうので、モウセンゴケの植え替えの頻度もそのくらいになります。
モウセンゴケの植え替え方法は、まずはモウセンゴケを鉢から丁寧に出していきます。この時に切れてしまった根は、根伏せに使えるので、捨てずにとっておくと良いでしょう。根伏せとは、切れた根から発芽させる方法です。
鉢から出したモウセンゴケの根に、水に浸して柔らかくしておいた乾燥水苔を巻いていきます。底に軽石の入った鉢に水苔を巻き付けた株を植え替えて、鉢の隙間を水苔で埋めていけば植え替え完了です。濡れた水苔に切れた根を埋めて根伏せしておくと、数ヶ月後に発芽することがあります。
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モウセンゴケの冬越し
モウセンゴケにはたくさんの種類がありますが、ホームセンターなどで流通している品種(ドロセラ・カペンシスやドロセラ・アデラエなど)は、熱帯・亜熱帯性のモウセンゴケがほとんどです。
そのため、寒さに弱い傾向があるので、日本の冬の時期に屋外管理をしていると、寒さで地上部が枯れてしまうことがあります。
ただし、ホームセンターなどで流通している品種は、比較的丈夫な品種なので、冬の時期に茎葉が枯れてしまったとしても、春になれば新芽が出てくることもあります。
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モウセンゴケは宿根草なので、根さえ元気であれば春には復活します。しかし、関東から北の寒い地域では、冬場に屋外管理していると、モウセンゴケの根が凍結してしまうことがあるので、屋外での冬越しは難しいです。
暖かい地域でも、茎葉を枯らさずに一年中元気に育てたい場合は、屋内の暖かい場所でモウセンゴケを冬越しさせると良いでしょう。
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