カランコエが蕾のまま枯れる!花が咲かない原因は?

カランコエが開花するためには日照時間や気温などに、ある一定の条件が必要になります。この条件を満たしていないと、せっかくカランコエに花芽が付いたとしても、蕾のまま枯れることがあるのです。今回は、カランコエの花が咲かない時に考えられる原因について紹介します。

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カランコエの花が咲かない原因

カランコエは短日性の植物

カランコエ,蕾のまま,枯れる,花が咲かない,原因,画像1カランコエは、日照時間が短くなると花芽を付ける性質がある短日性の植物です。カランコエは、1日の日照時間が12時間以下になってくる秋頃から花芽を付け始めます。

ですから、カランコエを室内栽培している場合は、夜も照明が当たっていると花が咲かない原因になります。その場合は、カランコエに段ボール箱など被せて、人為的に日照時間を12時間以下にすると、花芽をつけさせることができます。

カランコエを自然に任せて栽培すると、秋頃から花芽をつけて翌年の2~3月頃に花を咲かせます。開花時期ではないのに、園芸店などで販売されているカランコエに花が咲いているのは、日照時間を人為的にコントロールする短日処理がされているためです。それに加えて、カランコエを温室管理することで花を咲きやすくしています。

カランコエをご自身で栽培する場合も、段ボール箱を被せて短日処理を行えば、開花時期を早めることが可能です。日照時間が12時間以下の日が1ヶ月ほど続くと、カランコエに花芽が付き、次第に開花していきます。

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カランコエが蕾のまま枯れる時は?

カランコエ,蕾のまま,枯れる,花が咲かない,原因,画像2カランコエは、アフリカやマダガスカル島などに自生する熱帯性の植物なので、乾燥や夏の暑さには強い反面、冬の寒さには弱いという性質があります。

気温が10℃を下回ると成長が鈍り蕾が付きにくくなり、気温が5℃以下の状態が続くと、せっかく蕾ができたとしても、そのまま枯れることがあります。

ですから、カランコエの冬越しは暖かい室内で育てるのが基本です。暖房の風がカランコエに直接当たると、株が弱ってしまうことがあるので、直接当たらない場所にカランコエを置きましょう。

室内でカランコエにを育てている場合は、夜に照明が当たらないようにする必要がありますが、昼間は明るい場所にカランコエを置いて、しっかりと光に当てることが大切です。

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カランコエを昼間も暗い場所に置いてしまうと、葉や茎が光を求めて徒長します。徒長とは、茎が必要以上に伸びて、葉と葉の間隔が間延びしてしまうことを言います。

カランコエが徒長してしまうと、茎を伸ばすために余分な栄養を使ってしまうので、せっかく付けた花芽が蕾のまま枯れてしまい、花が咲かない原因になります。

特に開花時期はエネルギーを消費するので、昼間の日当たりが重要になります。直射日光に当ててしまうと、カランコエが葉焼けすることがあるので、直射日光を避けた明るい場所でカランコエを管理すると良いでしょう。

カランコエ

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