ルッコラ栽培でつく黒い虫(アブラムシ)の駆除方法を紹介!

ルッコラ(別名:ロケット)は、種まきから40日程度で収穫できるので、栽培期間が短い分、害虫の被害にあう機会も少ない方ですが、時々小さな黒い虫(アブラムシ)がたくさん発生することがあります。今回は、ルッコラにつく黒い虫の駆除方法について紹介します。

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ルッコラ栽培で黒い虫発見!害虫の種類は?

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アブラムシ

ルッコラにつく害虫の種類は、アブラムシ、ハダニ、アオムシ、ヨトウムシ、コナガの幼虫などが挙げられます。中でもアブラムシがつきやすいので、大量発生になる前に駆除する必要があります。

ハーブには独特の香りがあるため、害虫がつきにくいと言われることがありますが、実はアブラムシはよくつきます。香りの強いミントでさえも、大量のアブラムシが密集してついているのを見掛けることがあります。

ルッコラの葉や茎に、胡麻くらいの大きさの黒い虫がたくさんついている場合は、アブラムシの可能性が高いです。アブラムシ類には様々な種類があり、緑色の半透明をした小さな虫だったり、粒状の黒い虫だったりしますが、体長は1~3mm程度の小さな虫です。

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アブラムシは植物の汁を吸う害虫なので、たくさん発生するとルッコラの成長の妨げになります。アブラムシの排泄物が葉や茎に付着すると、そこから黒カビが発生してすす病になる恐れもあります。

また、ルッコラを栽培するとアオムシがつくこともあり、アオムシが葉っぱを食べて穴だらけにしてしまうことがあります。アオムシがルッコラの葉を食べると、緑色の排泄物が株元に落ちているので、普段から注意深く見ておきましょう。アオムシなどの害虫は、葉の裏側に潜んでいること多いです。

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ルッコラについたアブラムシの駆除方法

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アブラムシは様々な植物につく害虫なので、アブラムシの性質を利用した特殊な駆除方法があるのですが、ルッコラは、もともと害虫がつきやすい植物ではないので、ルッコラ栽培では、食酢の力を利用した一般的な防虫スプレーがおすすめです。

食酢は農薬取締法により安全性が認められた特定防除資材で、酸度0.25%程度に薄めて散布すると、病害虫の予防になります。食酢を原料とした殺虫殺菌剤が販売されているので、使ってみると良いと思います。

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やさお酢は、アブラムシ、コナジラミ、ハダニ、うどんこ病の予防に効果を発揮します。昼間の高温時に散布すると薬害にあうことがあるので、早朝や夕方などの涼しい時間帯で散布するようにしましょう。

ルッコラに大量の黒い虫が密集している場合は、セロハンテープを使って物理的に取り除いたり、害虫被害で葉が弱っている場合は、茎ごと切り取ってしまいましょう。アオムシやコナガの幼虫は、葉を食べる量が多いので、見付け次第捕獲しておきましょう。

アブラムシの性質を利用した特殊な駆除方法については、ルッコラよりもアブラムシがつきやすい、カモミールの害虫対策を書いた記事で紹介しているので、気になる方はこちらの記事も合わせてご覧ください。

カモミールにアブラムシがつく理由と対策
ジャーマンカモミールを育てていると、かなりの高確率でアブラムシの被害にあうことが多いです。それでは、なぜカモミールに害虫がつくのでしょうか?今回は、カモミールにアブラムシがつく理由と対策について紹介します。

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【園芸豆知識④】花や実の成長を促す肥料

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窒素(N)・・・葉を育てる成分
リン酸(P)・・・花や実を育てる成分
カリ(K)・・・根を育てる成分

開花を促すためには、リン酸の割合が多く含まれた肥料を与えると効果的です。リン酸は、窒素やカリと比べて吸収率が低いため、窒素4:リン酸10:カリ1のように極端にリン酸が多い肥料を使うことが望ましいです。

【園芸豆知識⑤】お酢で害虫対策

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お酢には、病害虫の予防と駆除効果があり、家庭菜園で手軽に有機栽培がしたい方には、お酢を薄めたスプレーがおすすめです。

お酢のスプレーは、早朝や夕方、曇りの日など、気温の低い時に使用するようにしましょう。気温が高い晴れた日の昼間にお酢のスプレーをかけると、薬害を起こして葉が枯れることがあるので注意が必要です。

また、お酢の濃度が濃過ぎることも葉を枯らす原因になるので、適切な濃度(酸度0.2%程度)のものを使用するようにしましょう。

【園芸豆知識⑥】冬場の苗作りは保温マットが必須

植物の種が発芽するためには、「水」「空気(酸素)」「適した温度」の3つの要素が重要です。水と空気を提供することは簡単ですが、寒い季節に発芽適温を維持することは難しいことです。

発芽に適した温度は植物の種類によって異なりますが、一般的に15℃~30℃程度です。冬場に苗作りをする場合は、温室管理や保温マットなどを使って温度調節する必要があります。

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