テーブルヤシの葉が白くなる主な原因は、葉焼けによって色が抜けて白くなっているのか、ハダニや白カビなどの病害虫の被害にあっていることが考えられます。今回は、これらの原因が、テーブルヤシの葉に及ぼす被害について紹介します。
テーブルヤシの葉が白くなる原因
テーブルヤシはレースのカーテン越しでも葉焼けする
テーブルヤシの葉は薄くとても柔らかいので、真夏の直射日光に当たると簡単に葉焼けしてしまいます。葉焼けしたテーブルヤシの葉は、乾燥によって葉先の方が茶色く変色したり、部分的に色が抜けて葉が白くなることがあります。
専門書やネットの情報などでは、テーブルヤシの置き場所は、レースのカーテン越しの光が差し込む窓辺が良いと言われることが多いですが、私がテーブルヤシを育てた経験上の意見としては、真夏の強い日差しでは、レースのカーテン越しでも葉焼けします。
テーブルヤシは、もともと耐陰性がある植物なので、窓際から少し離れた場所に置いても、元気に育ってくれます。窓辺にテーブルヤシを置くのは、夏の時期は日差しが強過ぎますし、冬の時期は冷え込んで調子を崩してしまうので、テーブルヤシにとってあまり良い場所とは言えません。
強い日差しはテーブルヤシの葉が白くなる原因になるので、テーブルヤシを置く場所は、窓辺から離れた室内の明るい場所が適しています。
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病害虫による被害
テーブルヤシの葉が白くなる時は、ハダニや白カビなどの病害虫が原因になっていることもあります。
テーブルヤシが、ハダニなどの害虫被害にあっている場合は、テーブルヤシの葉がまだら模様に色が抜けて白くなります。ハダニは植物の汁を吸う害虫で、葉の裏側に潜んでいることが多いです。
ですから、まずはテーブルヤシの葉の裏を確認してみて、小さな白いものや黒いものがある場合は、害虫被害の可能性が高いです。葉の裏に付着している小さな白いものは、ハダニが脱皮した抜け殻です。小さな黒いものはハダニの排泄物です。
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また、テーブルヤシの葉に白いカビが発生する「うどんこ病」になることもあります。葉焼けやハダニなどによる害虫被害の場合は、テーブルヤシの葉の色が抜けて白くなっているので元には戻りませんが、うどんこ病の場合は、葉の表面に白カビが付着しているので、葉を擦ってみると白カビが取れるのが特徴です。
うどんこ病を放っておくと、うどん粉を撒いたような白い斑点が徐々に広がっていき、やがてはテーブルヤシを覆って弱らせてしまいます。テーブルヤシが病害虫の被害にあった場合は、殺虫殺菌剤を使用すると良いでしょう。
ハダニとうどんこ病の両方に効く殺虫殺菌剤
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