フィカス・ウンベラータは大きなハートの形をした葉が魅力的な観葉植物ですが、その肝心の葉が黄色くなって全て落ちてしまうことがよくあります。今回は、ウンベラータの葉が落ちる原因と、葉の復活について紹介します。
フィカス・ウンベラータの葉が落ちる原因
ウンベラータの葉が落ちる原因については様々なことが考えられますが、最も多いのが栽培環境の急激な変化によって生理的に葉が落ちることです。たとえば、日照時間の変化や寒さ、乾燥などが原因として挙げられます。
日照時間の変化
ウンベラータは、ある程度の耐陰性はありますが、基本的には日当たりの良い場所を好みます。ウンベラータの置き場所は、直射日光を避けた室内の明るい日陰が良いでしょう。
園芸店ではウンベラータを明るい場所に置いていたにもかかわらず、購入後は家の中の暗い場所で管理していると、日照時間の急激な変化によって、ウンベラータの葉が落ちることがあるので注意しましょう。
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寒さによる影響
ウンベラータは熱帯アフリカ原産の植物なので、寒さには弱いという特徴があります。ウンベラータは気温が5℃を下回ると生育が滞り、葉が次々と黄色くなって、最終的には全ての葉が落ちることがあります。
特に冬の時期に園芸店からウンベラータを購入する場合は、園芸店の温室での環境と、購入後の家の中での環境に温度差があるので注意が必要です。
乾燥による影響
葉や幹の乾燥が原因でウンベラータの葉が落ちることもあります。特に冬場は空気が乾燥しやすいので、普段から葉水を行うようにしましょう。エアコンの風がウンベラータに直接当たることも、急激な乾燥を起こす原因になるので注意が必要です。
また、時期外れの剪定や植え替えもウンベラータに負担をかけてしまい、葉が落ちる原因になるので注意しましょう。ウンベラータの剪定や植え替えは4月から9月が最適です。
ここまで述べてきたことは、栽培環境の急激な変化によって、ウンベラータの葉が生理的に落ちる原因ですが、その他にも、水切れや根腐れ、病害虫などが原因で、ウンベラータが調子を崩して葉が黄色くなり、最終的には全ての葉が落ちてしまうこともあります。
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フィカス・ウンベラータの黄色い葉が全て落ちた時は復活できるの?
ウンベラータの葉が落ちる原因は、栽培環境の急激な変化による生理的なものと、根腐れや病害虫などによる体調不良によるものの2種類があります。
生理的な原因であれば、葉が全て落ちたとしても春から夏の生育期になったら、大抵は葉が復活します。しかし、根腐れや病害虫などによる体調不良によるものが原因の場合は、腐った根を整理して植え替えたり、病害虫に効く薬剤を使って対処したとしても、復活するかどうかは五分五分です。
ウンベラータの葉が落ちると、慌てて水を与えてしまうことがありますが、これは逆効果です。環境の変化からウンベラータの生育が滞って葉が落ちているので、この時に水を与えても根から吸い上げることができません。土の中に溜まった水によって多湿になると、ウンベラータが根腐れを引き起こす恐れがあります。株が弱っている時は水やりを控えめにして、肥料も与えないようにしましょう。
ウンベラータの黄色い葉が全て落ちた時は、まずは暖かい場所に移動することをお勧めします。冬場の窓際は気温が低くなるので、ウンベラータを窓から離して暖房をつけてあげると良いでしょう。
フィカス・ウンベラータ
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