ポトスとモンステラは、どちらもサトイモ科に属する観葉植物で、ポトスは蔓性植物、モンステラは半蔓性植物と呼ばれています。
これらの植物は、野生では樹木に絡みつくように伸びていくのが特徴で、鉢植えで栽培する際にも、植物を支えるための支柱を立ててあげると育ちやすいです。
今回は、蔓性の観葉植物を育てる時に使える「ココナッツ支柱」と「メッシュ支柱」を紹介します。
蔓性の観葉植物に支柱を立てるメリット
蔓性植物に支柱を立てるのは、見た目を良くすること以外にもメリットがあります。
支柱を立てずに蔓性植物を育てていると、どんどん蔓を伸ばして地面を覆ってしまいます。すると、地面の通気性が悪くなり、土が蒸れて根腐れの原因になってしまいます。
ですから、蔓性植物を支柱で支えることで、地面の通気性を良くするというメリットがあるのです。
また、支柱を使って蔓を上へ伸ばしてあげることで、葉の重なりを少なくするというメリットもあります。葉の重なりを少なくすることで、上手に光合成ができるようになり、観葉植物の生育が良くなります。
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ココナッツ支柱
ココナッツ支柱は、天然のココナッツの殻でできた園芸用の支柱です。熱帯アメリカ原産のモンステラは、野生ではヤシ類に這い上がるようにして成長していきます。
ココナッツ支柱は適度な保水性があるので、支柱自体に水をかけておくと、モンステラの気根の働きを助けることができます。ポトスも本来は熱帯雨林に生息する植物なので、湿った支柱は生育に良いはずです。
ココナッツ支柱は、複数の支柱を繋ぐタイプと、支柱が曲げられるタイプがあります。支柱を繋ぐタイプは、植物の成長に合わせて支柱の長さを調節するので便利です。支柱が曲げられるタイプは、好きな形に曲げられるので見た目が良くなります。
ココナッツ支柱の使い方は、土に支柱を挿して、ビニールタイなどを使って蔓性の観葉植物を支柱に固定していきます。ココナッツの殻と似たような色の麻ひもを使って蔓を支柱に固定すると自然な仕上がりになります。
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メッシュ支柱(プラヘゴ)
この支柱は、メッシュタイプの支柱です。プラスチック製の支柱なので、丁度良い長さにハサミで切って使うことができます。
メッシュ支柱は、長さが約60㎝の商品と、長さが約120cmの商品があり、太さは約5.5㎝です。この支柱は中央部分が空洞になっているので、土に埋めても根の成長を妨げる心配が少ないです。
メッシュ支柱は、地面に埋めた時に土の抵抗が少ないため、支柱が倒れてしまうことがあります。その対策として、支柱の下部に割り箸を十字にかませてから土に埋めると支柱が安定します。
ポトスは、支柱に蔓を螺旋状に巻き付ける必要があるので、蔓を固定しやすいメッシュ支柱がおすすめです。複数の蔓を支柱に巻き付ける際には、それぞれの蔓を異なる回転で巻き付けると、ボリュームがでて見た目が良くなります。
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