フィカス・ウンベラータは熱帯アフリカ原産の植物で、大きなハート型の葉っぱが特徴的な観葉植物です。フィカス・ウンベラータは、フィカス属に分類される植物なので、いわゆるゴムの木と呼ばれる植物の仲間になります。
他のゴムの木に比べると、フィカス・ウンベラータの葉は薄く大きく乾燥しやすいので、温度管理や水やりを怠ると、葉がしわしわに波打って傷んでしまうことがあります。
フィカス・ウンベラータの葉がしわしわに波打つ原因
フィカス・ウンベラータの葉は薄く大きいため、葉の蒸散のサイクルが早いです。ですから、葉が乾燥しないように葉水を行うことが大切です。
フィカス・ウンベラータは熱帯地域の植物なので、耐寒性があまり強くありません。冬の時期に暖房無しの室内では、弱ってしまって葉がしわしわに波打つことがあります。
また、フィカス・ウンベラータはゴムの木の仲間なので、豊富な樹液を求めて害虫が集まってくることもあります。ハダニやカイガラムシによる被害で、フィカス・ウンベラータの葉が弱ってしまうことがあるのです。
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フィカス・ウンベラータの弱った葉は思い切って剪定
一度しわしわに波打ってしまった葉は、肥料や水を与えても元には戻りません。そんな時は、弱った葉を思い切って剪定して、新たに葉を生やすことで、綺麗なフィカス・ウンベラータに戻してあげましょう。
フィカス・ウンベラータの剪定を行う際に注意しておきたいことは、剪定は必ず暖かい季節に行うということです。寒い冬の時期に剪定すると、そのまま枯れてしまうことがあるので避けるべきです。
剪定後に新芽がどんどん育っていくことを考えると、4月頃の成長期の始めに剪定すると良いと思います。剪定後1ヶ月ほどで新芽が出始めて、剪定後2ヶ月ほどで綺麗な葉が生え揃います。
ちなみに温室などで通年暖かい環境を保つことができる場合は、剪定する時期を気にする必要はありません。フィカス・ウンベラータを温室で育てる場合は、剪定後の温度を少し高めに設定しておくことがポイントです。
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フィカス・ウンベラータの剪定方法は、非常に簡単でしわしわに波打つ弱った葉をハサミで切っていくだけです。枯れ防止のために、1本の枝に対して1枚の葉は残しておくと良いでしょう。すでに枝先に新芽が出ている場合は、新芽を残して弱った葉を全て切り落としても大丈夫です。
フィカス・ウンベラータを剪定すると、切り口から乳白色の樹液が染み出してきます。この樹液に触れると肌がかぶれることがあるので注意しましょう。フィカス・ウンベラータの下の方の葉から上に向かって剪定していくと、樹液が手に触れずに切ることができます。
フィカス・ウンベラータ
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