オモト(万年青)の葉が黄色くなる原因は、様々なことが考えられますが、必ずしも病害によって葉が枯れるわけではありません。時にはオモトの新根の独特な性質が原因で下葉が枯れることもあります。
オモト(万年青)の葉が黄色くなる原因
下葉が枯れる時は葉の老化
オモトは春から秋にかけて生育が良くなり、この時期は新芽と新根が盛んに伸びていきます。オモトの新根は下葉を突き破って伸びる性質があるため、穴の開いた下葉はいずれは枯れることになります。このように下葉が枯れる時は、新しい葉と古い葉が入れ替わる自然なことなので問題ありません。
オモトは成長すると、株元が太くなっていくので、穴の開いた下葉は、株元の成長によってさらに穴が広がり、葉先の方から次第に黄色くなっていきます。
オモトの葉が黄色くなると見た目が悪くなるので、切り取ってしまっても良いのですが、枯れかけた葉の栄養は、新芽や新根の成長に使われていくので、できれば完全に葉が枯れるまで取らないでおいた方が望ましい。
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直射日光による葉焼け
オモトは、中国や日本の温暖な山地に自生する植物で、日本では西日本に多く自生しています。オモトは山地に生える植物なので、木陰などの半日陰の環境を好みます。
観葉植物としてオモトを育てる際には、屋外で管理することができますが、オモトに直射日光が当たると葉焼けを起こして、葉が枯れることがあります。
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特に斑入りの品種は葉焼けしやすく、強い日差しが当たると白い斑の部分だけ葉が黄色くなることがあるので注意が必要です。
オモトの栽培は半日陰で管理することが基本ですが、このような場所がない場合は、遮光率30%~50%程度の遮光ネットを利用すると良いでしょう。
遮光率50%の遮光ネット
水切れや根腐れによって葉が枯れる
オモトは、水切れや根腐れが原因で水分不足になることで、乾燥した葉が黄色くなることがあります。
オモトの水やり方法は、春から秋にかけての生育期には、表土が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷりと水を与えます。冬は休眠期になるので、オモトが多くの水を必要としません。冬場の水やりは4~5日に1回が目安になります。
休眠期のオモトは根からたくさんの水を吸い上げることができないので、この時期に水を与え過ぎると、土の中が蒸れて根腐れが起こりやすくなるので注意が必要です。
オモト(万年青)
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