ホヤ(サクララン)の花が咲かない原因については様々なことが考えられますが、頻度の高い原因として「剪定」「日当たり」「植え替え」の問題が挙げられます。今回は、ホヤ(サクララン)の花が咲かない原因と、花の咲かせ方について紹介します。
ホヤ(サクララン)の花が咲かない原因と花の咲かせ方
ホヤ(サクララン)は開花するまでに何年かかる?
ホヤに限らず他の植物にも言えることですが、植物は開花よりも先に葉、茎、根の成長を優先します。そして十分に成長したところで花を咲かせ、子孫を残すために結実します。
ホヤの場合は、植物自体が開花の必要性を感じるほどの十分な成長に時間がかかるので、なかなか花が咲かないことがよくあります。一般的には、ホヤの蔓の長さが1m程度まで成長しないと花が咲かないと言われることがありますが、これはあくまで目安の長さであって、蔓が1m程度まで成長したのに5年以上も花が咲かないということがあります。
蔓が10㎝程度の苗からホヤを育てた場合、花が咲くまでに3~4年くらいはかかります。ただし、開花するタイミングは個体差があるので、花が咲くまでにもっと長い年月がかかることもあります。
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ホヤ(サクララン)は同じ花茎から花を咲かせる
ホヤは同じ花茎から花を咲かせるという特徴があり、無闇に剪定を繰り返すと長期間花が咲かないことがあるので注意が必要です。まだまだ成長途中のホヤの場合は、花をつけるまで剪定はできるだけ避けたほうが無難です。
ホヤの新しい蔓は赤紫色をしていますが、成長とともに緑色に変わっていきます。蔓はどんどん伸びて収拾がつかなくなってくるので、早いうちにリング支柱などを使って蔓を誘引しておくと良いでしょう。
ホヤの開花時期は6~9月頃になります。蔓が伸び過ぎてしまい、どうしても剪定しなくてはいけない場合は、花が咲き終わったタイミングで開花した花茎を残して切り戻すようにしましょう。
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極端な光量不足はホヤ(サクララン)の花付きを悪くする
ホヤは十分に成長してから花を咲かせるので、成長を妨げることが花が咲かない原因になります。ですから、ホヤの花の咲かせ方は、株の成長を促すことが重要です。
ホヤは、強い日差しが当たると葉焼けを起こしてしまうので、室内の半日陰で管理することが基本ですが、植物の生育にとって光はとても重要な要素なので、一年中暗い場所で管理しているとホヤの花が咲かない原因になってしまいます。
春から秋の日差しが強い季節は直射日光を避けた方が良いですが、葉焼けの心配が少ない冬場は、日光に当てた方がホヤの花付きが良くなります。ただし、斑入りのホヤは直射日光に当てると葉焼けしやすいので、光量を調整する必要があります。
定期的な植え替えがホヤ(サクララン)の成長を促す
ホヤの植え替えは、2~3年に1回行うことが基本です。定期的に植え替えをしないと根詰まりを起こして成長が鈍ります。成長が阻害されるとホヤの花付きが悪くなるので、植え替えをしないことは花が咲かない原因になります。
ホヤの苗は、順調に育てば3~4年後に花が咲くことが多いです。5年以上も花が咲かないというホヤは、もしかすると1度も植え替えをしたことがないのではないでしょうか。そんな時は一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。
ホヤの植え替えは成長期の始めの4~6月に行うことが適してします。春から秋の成長期には、花や実を育てるために必要なリン酸分がやや多めの肥料を規定量与えておくと良いでしょう。
花や実を育てる肥料
ホヤ(サクララン)
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