チランジア(エアプランツ)は花が終わると、いずれは親株が枯れる植物です。今回は、チランジアの開花後にできた子株を、株分けするタイミングについて紹介します。
チランジア(エアプランツ)は開花後は親株が枯れる
チランジアに限らず、ブロメリアやアナナスなどのパイナップル科の植物は、花が終わった後に親株が枯れるという特徴があります。
ただし、親株が枯れる前に株元から子株を出して、どんどん増えていき、クランプと呼ばれる群生を作ります。チランジアの花が終わったら、大抵は1つ、2つ程度の子株を出しますが、子株を出さずにそのまま親株が枯れてしまうこともあります。
稀なケースとしては、チランジアの種ができていることが原因で子株が出ないということがあります。チランジアは花の先端部分に、シードポットと呼ばれる膨らんだ子房を形成します。そこで種を作るために多くの栄養を使うため、子株が出にくくなります。
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開花後の花は、そのままにしておいても良いですが、見た目が気になるという場合は、花茎の付け根で切っておきましょう。
花苞や花茎に含まれる養分は、花が終わったら子株を出すための養分として使われるので、すぐに花を切り落とすのではなく、自然に枯れるまで放置してから切る方が植物にとって優しい対応と言えます。
チランジア(エアプランツ)の子株を株分けするタイミング
チランジアは、花が終わったからといってすぐに親株が枯れるわけではありません。開花後は、じっくりと時間をかけて子株を作っていきます。
子株を株分けするタイミングは、ある程度の大きさまで子株が成長してから株分け作業を行います。あまりにも小さい子株を親株から切り離してしまうと、その後に上手く育たないことがあるので注意が必要です。
いわゆるエアプランツとして、よく流通している小型種のチランジアであれば、株分けのタイミングは、子株が3㎝以上まで成長してから行うと良いでしょう。大型種のチランジアの場合は、最低でも5㎝以上は子株が育ってから株分けした方が無難です。
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チランジアの株分け方法はとても簡単で、親株の株元にできた子株を、ゆっくりと手で割って分離させるだけです。ある程度大きくなった子株は、株元を軽く割るだけ簡単に親株から離すことができます。
株分け後にそのまま育てる場合は問題ありませんが、親株から切り離した子株を用土に植え付ける場合は、1日程度そのまま放置して、切り口を乾かしてから植え付けるようにしましょう。
チランジア
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