サツマイモのつるぼけの対処法!つる返しの時期と回数は?

サツマイモ栽培では、しばしば「つるぼけ」という現象が起こり、この影響で芋が肥大しないことがあります。今回は、その対処法として「つる返し」や「コンパニオンプランツを使った土壌改良」の方法を紹介します。つる返しの時期や回数に決まったものはありませんが、家庭菜園初心者の方にも分かりやすいように、目安になる時期や回数も解説していきます。

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サツマイモのつるぼけの対処法

「つるぼけ」とは

「つるぼけ」とは、サツマイモの葉や茎が異常に成長して生い茂っている状態のことを言います。この状態では葉や茎の成長に養分が使われてしまい、肝心の芋の部分が肥大しないということが起こります。葉が異常に大きく色は濃い緑になり、つるが太くなり過ぎている場合は、つるぼけの可能性があるので、早めに対処する必要があります。

サツマイモ栽培でつるぼけが起こる原因は、曇雨天が続く日照不足や、水はけの悪い土壌など様々なことが考えられますが、最も多い原因は「肥料過多(特に窒素成分)」です。

サツマイモはもともと吸肥力(肥料を吸う力)が非常に強く、やせた土地でも十分に育つ植物です。近年の研究では、サツマイモ自体が窒素を固定する菌と共生しているとも言われています。そのため、前作の肥料が残っている畑や、養分の多すぎる土壌で栽培すると、栄養を吸収しすぎて「つるぼけ」が起こりやすくなります。

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「つる返し」とは

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サツマイモのつるぼけの対処法として一般的に行われるのは「つる返し」という作業です。伸び過ぎたサツマイモのつるは、節の部分から「不定根」と呼ばれる根を生やし、地面に根付いてそこからも養分を吸収しようとします。

つる返しとは、この不定根を地面から引き剥がし、伸び過ぎたサツマイモのつるを裏返しにして、そのまま畝に乗せる作業のことを言います。この作業を行うことで、過剰な養分吸収を断ち、芋へ栄養を回す手助けをします。

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つる返しの時期と回数

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サツマイモのつる返し作業を行う決まった時期というのはありませんが、サツマイモのつるは夏になると生育が旺盛になってくるので、大抵は8月上旬に1回目のつる返し作業を行うことが多いです。

サツマイモのつるは、1度つる返し作業を行っても、再びつるを伸ばして不定根を生やします。つる返しは、この不定根が地面につくのを防ぐ作業なので、その後様子を見ながら必要に応じた回数だけつる返し作業を繰り返します。

マルチを張った畑では不定根が生えにくいのでサツマイモの栽培環境にもよりますが、大抵は8月上旬からつる返し作業を2、3回行えば、9~10月頃には収穫できます。

【予防策】肥料過多をシソで防ぐ

つるぼけの原因である「肥料過多」を防ぐために、植え付けの段階でシソをコンパニオンプランツとして混植することも有効です。シソなどの肥料を好む植物を一緒に植えることで、土壌の余分な窒素分を吸収してもらい、サツマイモにとって適切な土壌環境に整えることが目的です。

シソは窒素をよく吸収する植物で、青ジソ・赤ジソのどちらでも構いません。

※注意点
つるぼけしてしまった後にシソを植えても、サツマイモの葉が生い茂った日陰ではシソがうまく育ちません。この方法はあくまで「土が肥えすぎているかもしれない」と心配な場合の予防策として、サツマイモの苗植えと同時期、あるいはつるが伸びる前に行うのがおすすめです。

シソは挿し穂で簡単に増やすことができます。茎の節を2個以上残して切り取り、水に1時間ほど挿して十分に水を吸わせます。サツマイモの株元近く(つるの邪魔にならない場所)に穴を開けて植えれば発根し、余分な養分を吸ってくれます。

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