デンドロビウムの高芽の原因は?植え付け時期を紹介!

デンドロビウムの「高芽(たかめ)」とは、バルブ(茎)の高い位置にできる葉芽のことを言います。本来、花芽になるべき芽が高芽になっているので、できてしまった高芽は処理する必要があります。今回は、デンドロビウムに高芽ができる原因や、切り取った高芽を植え付ける時期について紹介します。

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デンドロビウムに高芽ができる原因は?

デンドロビウム,高芽,原因,高芽取り,植え付け,時期,画像1本来、デンドロビウムの新芽は株元から出てくるものですが、高芽はバルブ(茎)の上の方から芽が伸びてきます。高芽は芽の付け根から発根するのが特徴です。

デンドロビウムのバルブにできる新芽は、芽が小さい時の状況によって、花が咲く花芽になったり、新芽が伸びる高芽になったりします。このような性質をもつ芽のことを両性芽と言います。

デンドロビウムのバルブにできる新芽は、本来は花芽にも高芽にもなる新芽なのです。それがなぜ高芽になるかと言うと、親株が、高温や乾燥、害虫被害などにあって、危機的状況になると、子孫を残すために高芽という子株を作るようになります。

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また、過剰に窒素肥料を与えることも、デンドロビウムに高芽ができる原因になります。窒素は、植物の葉や茎の成長を促進させる肥料なので、これを過剰摂取するとデンドロビウムが花芽よりも高芽の成長を優先させてしまうわけです。

その他には、水切れや根腐れなどが原因でデンドロビウムが乾燥すると、危険を感じて高芽を出すこともあります。株元から出た新芽を害虫が食べてしまうと、食べられた新芽の代わりとしてバルブの上の方から高芽を出すことがあります。

デンドロビウムの高芽取りと植え付け時期

デンドロビウム,高芽,原因,高芽取り,植え付け,時期,画像2デンドロビウムにできた高芽を処理せずに放置してしまうと、株の上の方にばかり養分が取られてしまって、株元から新芽が育ちにくくなります。

また、高芽の成長のために養分を使ってしまうので、花付きが悪くなる原因にもなります。ですから、できてしまった高芽は取り除いておく必要があります。このことを園芸用語で「高芽取り」と言います。

高芽取りの方法は非常に簡単で、高芽と茎の接点を切り離すだけです。高芽と茎の接点をハサミで切っても良いですし、手で摘まみ取ることもできます。

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切り取った高芽を水苔に植え付けて、デンドロビウムを株分けすることもできます。株分けに使う高芽は、葉が2枚以上あり十分に発根してから切り取ると、株分け後の成長がスムーズになります。

デンドロビウムの高芽を植え付ける時期は4~6月頃が適期ですが、暖かい時期であれば植え付けることは可能なので、遅くても9月までには株分けを済ましておくと良いでしょう。

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