初めからグランドカバーを目的にワイヤープランツを地植えしているのであれば、管理する覚悟ができているので、増えても問題ないと思います。
しかし、ワイヤープランツをうっかり地植えしたことで、予想外に増え過ぎてしまい、困っているという場合は駆除することを考えざる負えない。今回は、地植えで増え過ぎてしまったワイヤープランツの駆除方法について紹介します。
ワイヤープランツを地植えすると増え過ぎる!
ワイヤープランツは、その名前の通りワイヤー(針金)のような細い茎に、楕円形の小さい葉をつけた植物で、見た目の可愛らしさから観葉植物として人気が高い。
観葉植物と言うと、寒さに弱い品種が多く室内栽培が必須のように思えるかもしれませんが、ワイヤープランツは寒さにとても強いので屋外栽培でも越冬が可能です。生育が良いことからワイヤープランツをグランドカバーとして育てることもあります。
しかし、ワイヤープランツは生育がとても良いので、剪定をせずに放っておくと、どんどん茎を伸ばして周辺のものを覆ってしまいます。ワイヤープランツが増え過ぎて困るというのは、ワイヤープランツをうっかり花壇に地植えしてしまったケースが多いです。
ワイヤープランツを地植えすると、みるみるうちに花壇を覆ってしまい、それでも駆除しなかった場合は、ワイヤープランツが建物の壁面を覆ってワイヤープランツ屋敷になってしまったということも多々あります。
このようにワイヤープランツが増え過ぎてしまう前に、きちんと管理する必要があります。必要に応じて、ワイヤープランツを完全に駆除することも考えましょう。
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ワイヤープランツを駆除するにはどうする?
ワイヤープランツは「草」ではなくて「木」
地植えで増え過ぎたワイヤープランツは、まるで雑草のように思えるかもしれませんが、実はワイヤープランツは、草ではなくて木です。
ワイヤープランツは、地面を這うように枝が伸びて成長する「匍匐性常緑小低木(ほふくせいじょうりょくしょうていぼく)」で、一年中緑の葉をつける常緑樹の一種です。
ですから、ワイヤープランツの茎や根は、樹木特有の硬さがあり、名前の通りワイヤー(針金)のように丈夫で、駆除するのがとても大変です。
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根で増える植物の駆除方法
植物は、大きく分けて「種で増えるタイプ」と「根で増えるタイプ」の2種類がありますが、ワイヤープランツは根で増える植物です。ワイヤープランツを引き抜いたとしても、地面に残った根から再び生えてきます。
とは言え、ワイヤープランツの硬い根を完全に掘り起こすことは、非常に困難です。ですから、初めからワイヤープランツの根には執着せずに、茎や葉の部分だけを取り除くことに集中すると良いでしょう。
根で増えるタイプの植物は、葉の部分で作った栄養を根に送って成長します。そのため、ワイヤープランツの茎や葉を取り除くことで、栄養を作ることができずに、いずれは根も衰えていきます。
ワイヤープランツを抜いては再生するの繰り返しで、大変な作業になりますが、ワイヤープランツが増え過ぎる前に、小まめに茎や葉を取り除くことを2、3年程続けていくと、根が衰えて駆除できるようになります。
除草剤を直接塗る
増え過ぎたワイヤープランツの範囲を狭くすることに成功して、ワイヤープランツが生えてくる場所が特定できるようになってきたら、その場所を黒いビニールなどで覆って遮光すると、ワイヤープランツの生育を阻むことができます。
最終手段としては、除草剤を使うという方法もありますが、周辺の植物に影響があるので、除草剤は使いたくないという方も多いと思います。
その場合は、除草剤の原液を刷毛などを使って、ワイヤープランツに直接塗ると、周辺の植物への影響は少ないです。固形の除草剤では、周辺の植物に影響しやすいので、液体の除草剤を直接塗って使うと良いでしょう。
根まで枯れる除草剤
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