今回は、ペペロミアが株元から倒れて、元気がない時に考えられる原因について紹介します。記事の後半では、対処法についても解説していますので、合わせてご覧ください。
ペペロミアの葉が元気がない原因
ペペロミアは熱帯・亜熱帯地域に自生し、中央アメリカや南アメリカに多い植物です。ペペロミアの仲間は、日本でも本州南岸から南西諸島(沖縄島など)に自生しており、ペペロミアの和名のサダソウと呼ばれています。
沖縄の高温多湿な気候を考えると、一見、ペペロミアは湿気を好むように思えますが、実はそうではなく乾燥に強い植物です。肉厚な葉に水分を溜め込むことが特徴の植物なので、ペペロミアの育て方は多肉植物を育てるような感覚に近いです。
ですから、ペペロミアの水やり頻度は、多肉植物を育てるように控えめすることが大切です。通常の観葉植物のように頻繁に水を与えていると、根腐れを起こして急に元気がないといった状態に陥りやすいです。
Sponsored Links
根腐れの状態をそのままにしていると、ペペロミアがぐったりと株元から倒れることもあるので、水やりには注意が必要です。
ペペロミアの水やりは、土の中が完全に乾いてから、たっぷりと水を与えるようにしましょう。土の表面が乾いていても土の中はまだ湿っているものです。ペペロミアの水やりは、表土が乾いてから2、3日後に水を与える程度で十分です。
ただし、ペペロミアの仲間の中には、ペペロミア・カペラータなどの葉が薄い品種もあるので、その場合は水を切らし過ぎないように気を付けましょう。
Sponsored Links
ペペロミアが株元からぐったりと倒れる時の対処法
ペペロミアの元気がない時は根を確認して、5月~10月の生育期であれば必要に応じて植え替えてあげると良いでしょう。
ペペロミアが株元からぐったりと倒れてしまった場合は、根腐れの疑いがあるので、まずは、ペペロミアを鉢から外して根を確認します。
茶色くスカスカになった根は、すでに枯れています。枯れた根は切り取り、根についた土を水で洗い流し、ペペロミアの根をメネデール100倍希釈水に1日ほど浸しておきましょう。メネデールとは、植物の発根を促すための鉄分が含まれた活力剤です。
その後は、ペペロミアを水はけの良い新しい土に植え替えてあげましょう。ペペロミアに適した土の配合は、赤玉土小粒6、腐葉土2、軽石小粒2です。市販の観葉植物の土や多肉植物の土を使うこともできます。
12~3月の休眠期の場合は、ペペロミアを植え替えると、元気のないまま枯れてしまうことがあるので、万が一枯れてしまった時のために、ペペロミアを水挿しで増やしておくと良いです。
水挿しの方法は、ペペロミアの葉の付いた茎を2、3節残して切り取り、それを水に挿しておくだけです。水挿しの場合もメネデール100倍希釈水を使うと発根しやすいです。1~2週間後には節の部分から発根します。発根した挿し穂を土に植え替えれば株を増やすことができるので、是非試してみてください。
ペペロミア
Sponsored Links