ポインセチアの葉がシワシワに萎れる原因は?短日処理しないとどうなる?

ポインセチアは、冬の時期に葉がシワシワになることがよくあります。今回は、ポインセチアの葉が萎れる時に考えられる原因について紹介します。記事の後半では、ポインセチアを短日処理しないとどうなるのかについても解説していますので、合わせてご覧ください。

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ポインセチアの葉がシワシワに萎れる原因

ポインセチア,葉がしおれる,しわしわ,短日処理しない,画像1ポインセチアが萎れる原因は、水切れや根の不調など様々なことが考えられますが、冬の時期にポインセチアの葉がシワシワに萎れる原因として、最も可能性が高いのは、寒さによる影響です。

ポインセチアは赤い苞(ほう)と緑の葉が美しいことから、クリスマスシーズンに流通量が増える植物です。冬の時期に多く出回るようになるので、ポインセチアは寒さに強い植物だと思われがちですが、実はそうではありません。

ポインセチアは寒さに非常に弱く、気温が10℃を下回ると生育が鈍ります。5℃以下の環境では枯れる危険性があり、ポインセチアの葉がシワシワに萎れる原因になります。

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ポインセチアは、メキシコやグアテマラ原産のユーホルビア・プルケリマ(Euphorbia pulcherrima)を品種改良したものです。原種のユーホルビア・プルケリマはメキシコからグアテマラの山地に自生しているので、ある程度の耐寒性は備わっているのですが、ポインセチアは改良された園芸品種なので、寒さに非常に弱いという特徴があります。

ですから、気温が10℃を下回る寒い季節は、ポインセチアを室内で管理する必要があります。ポインセチアが急に萎れた時は、室内の暖かい場所に移動することが大切です。

ポインセチアを短日処理しないとどうなる?

ポインセチア,葉がしおれる,しわしわ,短日処理しない,画像2ポインセチアは一日の日照時間が短くなることで、花芽分化が促され、苞が赤くなり開花するという性質があります。この性質を利用し、ポインセチアにダンボール箱を被せるなどして、人為的に一日の日照時間が短くなるようにすることを短日処理と言います。

短日処理をすれば、通常よりも早く苞が赤くなり長期間楽しむことができるのですが、夕方17時にポインセチアにダンボール箱を被せて、朝7時にポインセチアからダンボール箱を取るという作業を1ヶ月半ほど続けなくていけないので、意外と大変です。

それでは、ポインセチアを短日処理しないとどうなるのでしょうか。実は短日処理なしでも、ポインセチアの苞が赤くなり開花します。自然条件では10月下旬頃から花芽分化が始まり、12月には苞が赤くなるので、クリスマスシーズンにはなんとか間に合う感じです。

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近年作られた園芸品種のポインセチアは、自然条件でも苞が早く赤くなるように改良されてきています。ただし、短日処理しないとお店で売っているポインセチアのように、赤い苞がたくさんある株にはなりにくいです。

ポインセチア/プリンセチア

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