エバーフレッシュの枝は細く長く伸びやすいので、株の上部には、たくさんの葉が茂っているのに、株元の幹は細くてひょろひょろのままということがよくあります。エバーフレッシュの幹を太くすることは、決して簡単なことではないですが、今回は、エバーフレッシュの幹を太くするために考えられる方法について紹介します。
エバーフレッシュの幹は長い年月をかけて太くなる
エバーフレッシュの幹を太くする方法を述べる前に、知っておいてほしいことは、エバーフレッシュに限らず、樹木の幹を太くするためには、非常に年月がかかるということです。
エバーフレッシュを屋内栽培から屋外栽培に切り替えたり、リン酸を多く含む肥料を与えれば、すぐにエバーフレッシュの幹が太くなるというわけではありません。
生産者の方々も、幹の太いエバーフレッシュを作るために、長い年月をかけて育てているので、当然ですが、幹の太いエバーフレッシュは、それなりのお値段がします。
エバーフレッシュの幹を太くするためには、3年から5年、もしくはそれ以上の、根気のある作業が必要になっていきます。
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エバーフレッシュの幹を太くするには?
植物の生育を促すためには日光が必要なので、エバーフレッシュを屋内で育てている場合は、まずは屋外栽培に切り替えることが大切です。
ただし、エバーフレッシュを急に外に出すと葉焼けしてしまうので、徐々に明るい場所へ移動していくと良いでしょう。
春から秋にかえての暖かい時期であれば、エバーフレッシュを屋外栽培しても良いですが、気温が15℃を下回る季節は、エバーフレッシュを屋内に移動するようにしましょう。
エバーフレッシュに限らず、樹木の幹を太くするためには、根の成長を促す必要があります。根は葉の成長と共に伸びていくので、葉の成長を促す剪定を、毎年根気よく繰り返す必要があるのです。
植物は葉があることで蒸散して、蒸散することで根から水を吸い上げることが促進されます。そのため、葉や枝を切り詰めることで、根の成長を促して幹を太くしていきます。たとえば、樹高が低いわりには幹太い盆栽なども、長い年月をかけて剪定を繰り返すことで立派な幹になるのと同じ原理です。
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エバーフレッシュのひょろひょろな枝の剪定方法
エバーフレッシュの枝は、細く長く伸びる性質があるので、ひょろひょろな枝を大胆に切り詰めるとバランスが良くなります。このひょろひょろと伸びた枝を、切る詰めずにそのままにしておくと、樹高が高いわりには幹が細いエバーフレッシュになってしまいます。
エバーフレッシュは、枝の付け根から新芽の伸びる性質があり、枝の付け根のほとんどに小さな新芽がすでにある状態なので、剪定後にどのように枝が伸びていくかがイメージしやすい。
エバーフレッシュの樹形は、上のボリュームを大きく、下のボリュームを小さくするとかっこよくなります。残す枝の方向は中心から放射状に上へと伸びていくようにすると綺麗にまとまります。
エバーフレッシュは生育が良いので、暖かい季節に剪定すれば、大胆に切り詰めてしまっても大丈夫です。剪定の時期はその後の生育期間を考えると4月~5月頃がベストです。剪定を成功させるポイントは、1本の枝に対して必ず葉を残しておくことです。ただし、株の内側に伸びる枝や、細くてひょろひょろな枝、枯れ枝などは、枝の付け根から切り取ってしまって構いません。
エバーフレッシュ
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