アコウの木とガジュマルは、どちらもクワ科イチジク属に分類される近縁種なので、見た目が非常に似ていますが、葉や花実の付き方に違いがあります。また、通常のガジュマルとパンダガジュマルの見分け方のポイントも葉の形の違いになります。今回は、アコウの木、通常のガジュマル、パンダガジュマルの違いについて紹介します。
「アコウの木」「通常のガジュマル」「パンダガジュマル」の違いと見分け方
ガジュマルの葉はアコウの木の葉よりも小さく光沢がある
ガジュマルの品種はたくさんありますが、観葉植物として流通の多い品種は「ニンジンガジュマル(気根がニンジンのように膨らんだ品種)」です。これを通常のガジュマルとすると、通常のガジュマルの葉は楕円形で、小さく(約5~10㎝)やや厚みがあり、光沢があるのが特徴です。
一方、アコウの木の葉はやや細長い楕円形で、やや大きく(約10~15㎝)やや厚みがあり、あまり光沢がないのが特徴です。
また、アコウの木と通常のガジュマルでは、葉の形だけではなく、花実の付き方にも違いがあります。
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通常のガジュマルは、葉の付け根(葉腋)にイチジクのような花序を付けますが、アコウの木は、イチジクのような花序を幹や太い枝に直接付けます。
花実の付け方の違いでは、花実がない時期は見分けることができないので、アコウの木と通常のガジュマルの見分け方のポイントは、葉の大きさや光沢の違いが分かりやすいと思います。
ガジュマルは九州の屋久島と種子島以南、主に南西諸島などに自生する植物です。アコウの木も主に南西諸島などの温暖な地域に自生する植物ですが、紀伊半島南部や四国南部、九州南部などでも自生していることから、ガジュマルと比べてアコウの木の方が、耐寒性がやや高い傾向があります。
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パンダガジュマルの葉は丸く先端が尖っていない
パンダガジュマルは、海外から導入されたガジュマルの変異種で、丸く肉厚な葉を持つ園芸品種です。よく似た由来として「尖閣諸島原産のセンカクガジュマルに突然変異が起きて丸い葉っぱになった」と説明されることがありますが、これは『コバンガジュマル』という別の丸葉品種のことであり、パンダガジュマルとしばしば混同されています。
ですから、パンダガジュマルと、アコウの木や通常のガジュマルとの違いは、葉の形で見分けることができます。通常のガジュマルの葉は楕円形で先端が尖っていますが、パンダガジュマルの葉は丸く先端が尖っていません。
パンダガジュマルは、丸い葉っぱの可愛らしさから、近年人気が高まっている品種で、以前はやや高額で流通していましたが、最近では流通量が増えてお手頃な価格になっています。
パンダガジュマル
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