カモミールにアブラムシがつく理由と対策

ジャーマンカモミールを育てていると、かなりの高確率でアブラムシの被害にあうことが多いです。それでは、なぜカモミールに害虫がつくのでしょうか?今回は、カモミールにアブラムシがつく理由と対策について紹介します。

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カモミールにアブラムシがつく理由

カモミール,アブラムシ,理由,対策,画像1アブラムシは、カモミールだけではなく様々な植物につきますが、アブラムシがつきやすい植物の特徴というものがあります。その特徴とは、黄色い花を咲かせる植物です。

ジャーマンカモミールの花びらは白いですが、花の中央部分には突起した黄色い部分があります。アブラムシは黄色を好む傾向があるので、花の中央の黄色い部分を目印に集まってくるわけです。カモミールの他にも、菜の花やキュウリなど、黄色い花を咲かせる植物にアブラムシは集まりやすい。

アブラムシは新芽の黄色味がかった部分に好んで集まります。アブラムシの他にも、黄色を好む昆虫はコナジラミやコバエ、アザミウマなどがいます。

アブラムシの活動温度は、15~35℃(増殖適温:20~30℃)で、春から秋にかけて活発化します。成虫の寿命は約90日程度ですが、爆発的な繁殖力で、あっという間に増えていくので注意が必要です。

アブラムシは植物の汁を吸う昆虫で、汁を吸われたカモミールは徐々に弱っていきます。また、アブラムシの排泄物がカモミールに付着すると、排泄物に黒いカビが発生して、すす病の被害にあうこともあります。

カモミールの新芽にアブラムシがつくと、その新芽は正常に成長できずに、奇形の葉になってしまうこともあるので、カモミールの葉や茎にアブラムシを発見したら、できるだけ早く対策が必要です。

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カモミールのアブラムシ対策

カモミール,アブラムシ,理由,対策,画像2アブラムシはどこから来るのでしょうか?通常のアブラムシには羽根がありませんが、さらなる餌場(他の植物)に移るために、アブラムシは羽根の生えた個体を産むことができます。その羽根有りアブラムシがカモミールに舞い降りて、植物の汁を吸い、繁殖を繰り返します。

アブラムシはキラキラ光るものを嫌う傾向があるため、羽根のあるアブラムシが飛来してくるのを防ぐために、カモミールの周りにシルバーマルチを設置しておくと対策になります。アルミホイルなどでも代用できますが、防虫用のシルバーマルチがあるので、利用してみると良いと思います。

防虫用シルバーマルチ

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すでに、カモミールにアブラムシがついてしまった場合は、殺虫剤を使用するが最も効果的だと思います。ただし、カモミールはハーブティーにすることもあるので、化学殺虫成分不使用のオーガニック殺虫剤がおすすめです。

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アブラムシは気門と呼ばれる小さな穴で呼吸しています。ここで紹介している気門封鎖タイプの殺虫剤は、アブラムシの気門を食品成分の液体で塞ぐことで、アブラムシを窒息させる効果が期待できます。

気門封鎖タイプの殺虫剤は、窒息させて殺虫するので、アブラムシに直接かからないと効果がありません。葉の後ろに潜んでいるアブラムシにもしっかりと殺虫剤をかける必要があります。気門がない昆虫の卵に殺虫剤をかけても対策にはなりません。

気門封鎖タイプの殺虫剤(食品成分使用)

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【園芸豆知識④】花や実の成長を促す肥料

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窒素(N)・・・葉を育てる成分
リン酸(P)・・・花や実を育てる成分
カリ(K)・・・根を育てる成分

開花を促すためには、リン酸の割合が多く含まれた肥料を与えると効果的です。リン酸は、窒素やカリと比べて吸収率が低いため、窒素4:リン酸10:カリ1のように極端にリン酸が多い肥料を使うことが望ましいです。

【園芸豆知識⑤】お酢で害虫対策

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お酢には、病害虫の予防と駆除効果があり、家庭菜園で手軽に有機栽培がしたい方には、お酢を薄めたスプレーがおすすめです。

お酢のスプレーは、早朝や夕方、曇りの日など、気温の低い時に使用するようにしましょう。気温が高い晴れた日の昼間にお酢のスプレーをかけると、薬害を起こして葉が枯れることがあるので注意が必要です。

また、お酢の濃度が濃過ぎることも葉を枯らす原因になるので、適切な濃度(酸度0.2%程度)のものを使用するようにしましょう。

【園芸豆知識⑥】冬場の苗作りは保温マットが必須

植物の種が発芽するためには、「水」「空気(酸素)」「適した温度」の3つの要素が重要です。水と空気を提供することは簡単ですが、寒い季節に発芽適温を維持することは難しいことです。

発芽に適した温度は植物の種類によって異なりますが、一般的に15℃~30℃程度です。冬場に苗作りをする場合は、温室管理や保温マットなどを使って温度調節する必要があります。

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