パクチー(コリアンダー)を育ててみると、葉の形に違和感を覚えることがあります。料理などで見掛けるパクチーは広がった葉なのに、育ててみると葉が細いと感じることがあるのです。
実は、パクチーの葉の形は、成長過程で細かったり広がったりします。今回は、パクチーの葉の形の違いについて紹介します。
発芽間もないパクチーの若葉の形
この画像は、発芽してから間もないパクチーの若葉です。一般的に知られているパクチーの葉は、広がって切れ目の入った形をしていますが、若葉は細く切れ目も入っていません。
パクチーは種から栽培することが一般的な方法で、春まきは3~6月、秋まきは9~10月が最適です。
パクチーの根は、深くまっすぐ下に伸びていく性質があるため、植え替えをすると根を傷付けやすい。そのため、慣れないうちは、植え替えではなく、種から栽培すると失敗が少ないです。
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パクチーは成長途中の葉が細い
この画像からは、成長して広がったパクチーの葉と、成長途中で細いパクチーの葉が確認できます。
エスニック料理などで見掛けるパクチーは、成長して広がったパクチーの葉です。パクチーを育ててみて、成長途中で細いパクチーの葉を最初に見ると、「パクチーの葉は、こんなに細かったかな?」と違和感を覚えるものです。
このパクチーの細い葉を見て、なんだかニンジンの葉っぱに似ているなと感じるのではないでしょうか。
パクチーとニンジンは、どちらもセリ科の植物で、葉の形もなんとなく似ているところがあるのです。根っこがまっすく下に伸びていく性質も同じです。
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開花時期のパクチーの葉は極細
パクチーは5月頃になると、白くて小さな花を咲かせます。この画像はパクチーの開花の様子を写したものですが、花の近くの葉が細いことが分かります。
この時期のパクチーは、開花のために養分が必要になるので、花の近くの葉は細くなるわけです。パクチーの葉の細さは、品種によっても異なりますが、この画像の葉はかなり細い方です。
また、パクチーによっては、もともと葉っぱが広がらない品種もあります。このような品種は「細葉パクチー」という名前で種が販売されています。
パクチーといえば、カメムシのような独特の香りが特徴ですが、細葉パクチーは葉が細いので香りがマイルドになっています。
細葉パクチーの種
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