ペペロミアの葉が落ちる原因については様々なことが考えられますが、比較的可能性が高い原因として「根の不調」が挙げられます。「根詰まり」「根腐れ」「肥料焼け」などにより、ペペロミアの根の調子が悪くなると、根から水分と養分を吸い上げられなくなり、葉が水分と養分不足で落ちてしまうことがあるのです。
ペペロミアの葉が落ちる原因
根詰まり
鉢底の穴からペペロミアの根が見えるほど成長している場合は、根詰まりの疑いがあります。成長し過ぎた根が鉢の中で行き場を失い、鉢の中をグルグルと回っている状態を根のサークリングと言います。
この状態では、水分と養分を十分に吸収することができないので、ペペロミアの葉が落ちる原因になります。ペペロミアを育て始めてから数年経つにもかかわらず、1度も植え替えをしていない場合は、根詰まりの可能性が高いです。
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根腐れ
過剰な水やりは土の中の湿度が常に高い状態になるので、ペペロミアの根が蒸れて根腐れを引き起こすことがあります。
ペペロミアは肉厚の葉に水分を蓄えることができるので、水やりの頻度は少なくても大丈夫です。ペペロミアの水やりは、土が完全に乾いてから水を与えるのが基本です。表土が乾いてから2、3日後に水を与える程度で十分です。
12～3月の休眠期はペペロミアが多くの水分を必要としていません。頻繁に水を与えると根腐れを起こしやすいので注意しましょう。
肥料焼け
肥料焼けとは、肥料の与え過ぎによって根が損傷した状態のことを言います。高濃度の肥料を与えると、根が養分を吸収しきれずに調子を崩してしまうことがあるのです。
肥料焼けを起こした根は、水分を吸い上げることができないので、ペペロミアの葉が水分不足になり落葉することがあります。
ペペロミアに肥料を与える方法は、4月～10月の生育期に緩効性化成肥料を2ヶ月に1回の頻度で与えます。1度に与える量は使用する肥料に明記されている適量を与えるようにしましょう。
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ペペロミアの葉が丸まる時は水切れのサイン
植物の葉には、「気孔（きこう）」と呼ばれる細胞間の隙間が無数にあり、この小さな穴を開閉することで、呼吸や水分調節を行っています。
植物に含まれる水分量が少なくなってくると、葉からの蒸散を防ぐために気孔を閉じます。ペペロミアの気孔は葉の裏側に多く存在するので、気孔が閉じた分、葉が裏側に丸まります。つまり、ペペロミアの葉が丸まる時は、何らかの理由でペペロミアが乾燥していることを意味します。
うっかり水やりを忘れて、ペペロミアが水切れを起こしている場合は、水やりや葉水を行えば、数時間後には丸まった葉が元の状態に戻ります。しかし、水やりをしても葉が丸まったままの場合は、根の不調や栽培環境が適していない可能性が考えられます。
「根詰まり」「根腐れ」「肥料焼け」など、何らかの理由で根の不調が起こっている場合は、ペペロミアの葉が丸まったままになり、やがては葉が落ちることになります。エアコンの風が直接当たるような場所にペペロミアを置いていると、乾燥してしまうのでペペロミアの葉が丸まる原因になります。
ペペロミアの水やりが上手くできないという方は、水やりのタイミングを知らせてくれる「水やりチェッカー」という園芸用品があるので、使ってみると良いでしょう。
水やりチェッカー
ペペロミア
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