ガジュマルの気根を太くするためには、土の養分をしっかりと与えることが大切です。そのためには、全ての根が土に隠れて見えなくなるまで埋める必要があります。
市販のガジュマルの気根はもともとは地中根
ガジュマルと言えば、丸々と太った気根が印象的ですが、実は市販されている鉢植えのガジュマルのほとんどは、根を地中に埋めて太くしてから、地面から出して気根にしたものです。
ガジュマルは、太くてユニークな形の根が好まれる植物なので、生産者が需要に合わせてレイアウトしたものがほとんどなのです。ちなみに、野生で育ったガジュマルの気根は、長い年月をかけて太くなっていったものです。
ですから、自分で挿し木をしてガジュマルを育てた場合は、なかなか根を太くすることは難しいです。ましてや、初めから根っこを土から出した気根の状態で育てると、気根に十分な養分が行き渡らないので、根は細いままです。
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ガジュマルの根を太くするためには、土壌からの養分と育つための時間が必要不可欠です。とは言え、絶対に根を太くできないというわけではありません。次では、ガジュマルの気根を太くする方法について解説していきます。
ガジュマルの気根は埋めて太くする
ガジュマルの気根を太くするためには、全ての根っこが地中に隠れるくらいまで深植えし、もう一度地中根の状態で育てていく必要があります。
ガジュマルの根は、地中に生える地中根と、空中で生える気根の2種類があります。地中根は土から養分を吸収する役割があり、気根は空気中の水分を吸収したり、幹を支える支柱根としての役割があると考えられています。
一般的には、気根と地中根は役割が異なると考えられていますが、結局は気根も地面に向かって生えていくので、気根も地中根と同様に、土の養分を貪欲に求めた結果、成長していくと言えます。そのくらい土の養分は根の成長に必要なものなのです。
深植えしたガジュマルは、1年後に土から掘り出して根の状態を確認していきます。根の太さが足りない場合は、単独で伸びている細い根を切り落として、育てたい太い根に養分が集まりやすくします。
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ただし、根を切る作業は寒い季節に行うと枯れてしまうことがあるので、暖かい季節に行うようにしましょう。根を切り終わったら再び深植えをして、また1年様子を見ます。
もともと地面から高い位置で生えてきた気根でも、地面に到達することで地中から養分を吸って太くなることがあります。
ただし、この場合は、地面から吸収できる養分が限られているので、根が太くなるには時間がかかります。それでしたら、初めから地中に根が隠れるくらいまで深植えして育てていった方が早く根が太くなる可能性が高いです。
ガジュマル
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