ユーカリは近年人気が高まっている植物ですが、上手く育てられずに葉がパリパリになって、枯らしてしまうことがよくあります。ユーカリが枯れる原因の1つとして、ユーカリを室内で栽培していることが挙げられます。ユーカリは日当たりと風通しの良い場所を好む植物なので、鉢植えのユーカリであっても屋外栽培が基本です。
ユーカリを室内で育てると葉がパリパリに枯れる
ユーカリは見た目がとてもオシャレな植物なので、観葉植物のように室内で育てることがあるようですが、ユーカリを室内で栽培すると、大抵は葉がパリパリになって枯れることが多いです。
ユーカリにとって室内の環境は日照不足になりがちです。少ない光量では、光合成が十分にできないため、根から吸い上げる水量も少なくなります。すると、土の中が常に湿った状態になり、根が蒸れて根腐れを引き起こします。
腐ってしまった根では、水を吸い上げることができなくなるので、その影響で葉まで水を運ぶことができずに、乾燥した葉がパリパリになって枯れるのです。
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ユーカリの葉や茎などの地上部と比べて根は成長が遅く、樹高50㎝程度の小さな苗木では、ほとんど根が張っていません。この状態では根から水を吸い上げる量が少ないので、大きな鉢にユーカリを植えてしまうと、土の中が蒸れやすくなって根腐れになることが多いです。
それに加えて、室内の風通しの悪い場所に鉢植えのユーカリを置いてしまうと、土が乾きにくいのでユーカリが枯れる原因になります。
鉢植えのユーカリでも屋外で育てよう
ユーカリは乾燥に強く、多湿を嫌う植物なので、鉢植えのユーカリであっても屋外で栽培することをおすすめします。ユーカリを置く場所は、日当たりと風通しが良く、乾燥しやすい環境を選ぶと良いでしょう。
ユーカリは成長すると樹高が5m以上になる高木ですが、鉢植えの小さなユーカリは、なかなか幹が太くなりません。また、ユーカリの根は成長が遅く、未熟な根では支える力が弱いため、強風に煽られると幹が倒れてしまうことがあります。ですから、ユーカリがまだ小さいうちは、支柱を立てて細い幹を支えてあげましょう。
地上部に比べて、ユーカリの根は成長が遅いですが、剪定を繰り返すことで地上部と根の成長のバランスが良くなり、長い年月をかけて徐々に幹が太くなっていきます。
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ユーカリがまだ小さな苗木のうちは、とても弱々しい緑色の幹ですが、成長とともに茶色の硬い幹になっていきます。幹が緑色のうちは剪定せずに幹の成長を優先させて、枝を切るのは丈夫な茶色の幹になってからにすると良いでしょう。
ユーカリ
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