ローズマリーの花が咲かない!地植えと鉢植えはどちらが咲きやすいの?

ローズマリーと言えば、お料理やお茶などに使われる人気のハーブですが、常緑低木であることからガーデニングとして花を楽しむ方もいらっしゃいます。

ローズマリーの代表的な品種であるトスカーナブルーは、小さな青い花をたくさん咲かせます。そんな可愛らしい花々が咲き誇る光景が楽しみで、ローズマリーを植えたのに、5年以上経ってもまだ花が咲かないということがよくあります。今回は、ローズマリーの花が咲かない時に考えられる原因について紹介します。

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ローズマリーの花が咲かない原因

まだ成長途中のために花が咲かない

ローズマリー,花が咲かない,原因,画像2そもそも植物は、何のために花を咲かすのでしょうか。それは種を作り命を繋ぐためです。ですから、植物が茎を伸ばし葉を増やして、まだまだ成長できる状態では、種を作る必要がないので開花しません。

特にローズマリーを地植えしている場合は、根が伸びる余地があり、まだまだ成長できる環境です。そのような場合は、栄養が茎や葉の成長に使われているので、ローズマリーの花が咲かない原因になります。

自宅の庭に地植えしているローズマリーはとても大きく成長しているのに、まだ花が咲かない。一方、店頭販売されているローズマリーは鉢植えで小さいのに開花している。これの理由は鉢の中で根が成長を抑えられた状態で、尚且つ開花に必要な肥料を与えられているからです。ですから、地植えよりも鉢植えのローズマリーの方が開花しやすい傾向があります。

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ただし、地面に植えているローズマリーでも、葉や茎がある程度成長しきった状態になると、花を咲かすことがあるので、気長に様子を見ると良いでしょう。

日照時間が足りないために花が咲かない

ローズマリーに限らず、植物が開花し種子を作るためには多くのエネルギーを必要とします。そのエネルギーの源になっているのが日光です。

ローズマリーの原産地は地中海沿岸なので、日当たりの良い場所を好む植物です。日当たりが悪く一日に数時間しか日光が当たらないという場合は、ローズマリーの成長や開花を妨げている原因になります。

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水と肥料を与え過ぎたために花が咲かない

ローズマリー,花が咲かない,原因,画像1ローズマリーの原産地は地中海沿岸なので、地中海性気候特有の強い日差しと乾燥した環境を好みます。ですから、ローズマリーに水を与え過ぎると根腐れを起こしやすく、成長や開花を妨げる原因になります。

また、ローズマリーは痩せた土地でも育つ強い植物です。少ない栄養で成長する植物に対して、過剰に肥料を与えてしまうと調子が悪くなる原因になるので注意が必要です。

園芸用の肥料は、主に「窒素=葉や茎を育てる成分」「リン酸=花や実を育てる成分」「カリ=根を育てる成分」の3つがあります。ローズマリーの花が咲かない場合は、窒素は与えずにリン酸を多く与えると良いでしょう。

市販の肥料は商品によって「窒素:リン酸:カリ」の割合が異なります。中には花や実を育てることに特化した肥料も販売されているので、そのようなものを利用してみるのも良いと思います。

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【園芸豆知識④】花や実の成長を促す肥料

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窒素(N)・・・葉を育てる成分
リン酸(P)・・・花や実を育てる成分
カリ(K)・・・根を育てる成分

開花を促すためには、リン酸の割合が多く含まれた肥料を与えると効果的です。リン酸は、窒素やカリと比べて吸収率が低いため、窒素4:リン酸10:カリ1のように極端にリン酸が多い肥料を使うことが望ましいです。

【園芸豆知識⑤】お酢で害虫対策

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お酢には、病害虫の予防と駆除効果があり、家庭菜園で手軽に有機栽培がしたい方には、お酢を薄めたスプレーがおすすめです。

お酢のスプレーは、早朝や夕方、曇りの日など、気温の低い時に使用するようにしましょう。気温が高い晴れた日の昼間にお酢のスプレーをかけると、薬害を起こして葉が枯れることがあるので注意が必要です。

また、お酢の濃度が濃過ぎることも葉を枯らす原因になるので、適切な濃度(酸度0.2%程度)のものを使用するようにしましょう。

【園芸豆知識⑥】冬場の苗作りは保温マットが必須

植物の種が発芽するためには、「水」「空気(酸素)」「適した温度」の3つの要素が重要です。水と空気を提供することは簡単ですが、寒い季節に発芽適温を維持することは難しいことです。

発芽に適した温度は植物の種類によって異なりますが、一般的に15℃~30℃程度です。冬場に苗作りをする場合は、温室管理や保温マットなどを使って温度調節する必要があります。

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