パスタやピザ、炒め物など、料理には欠かせないハーブのひとつバジル。そんなバジルを家庭菜園で育てているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
家庭菜園は、新鮮で香り高いバジルを手軽に食べられることが最大の魅力ですが、栽培の時期や育て方によっては、バジルの葉が硬い、風味が落ちるなどの味気ないバジルになってしまうことがあるのです。今回はご自宅で栽培したバジルの葉が硬くなる原因について紹介します。
バジルの葉が硬い原因
開花の影響
バジルは開花して種を作ると冬を越すことなく枯れてしまう一年草です。つまり、開花は成長の終わりが近づいていることを意味します。ですから、バジルの花が咲くと、葉は硬くなり風味が落ちる原因になります。
そうなる前にバジルの花芽は小まめに摘んでおくと良いでしょう。ただし、普段から花芽を摘んでいたとしても、シーズンを過ぎる10月くらいから自然にバジルの葉は硬くなっていきます。
バジルは寒さに弱いので、10月いっぱいくらいで成長が止まります。涼しくなってきたタイミングで、バジルを開花させて来年に向けての種を確保すると良いでしょう。
Sponsored Links
水分不足
軟らかいバジルの葉には水分が豊富に含まれています。そのため水分不足はバジルの葉が硬い原因になります。土の表面が乾いている場合は鉢の底から水が出るくらいたっぷりと水やりをしてあげましょう。
また、日差しが強い季節は、暑さによって水切りを起こすこともあります。暑さがピークを迎える8月下旬から10月にかけて、バジルの葉は徐々に硬くなっていきます。
Sponsored Links
普段から水やりをしっかりやってバジルの葉が柔らかい時期に楽しむことが大切です。限られた期間でたくさんの葉を収穫できるように、バジルの茎の先を摘心して枝数を増やしておくと良いでしょう。
水やりのタイミングや頻度が不安を感じるのであれば、バジルを水に浸けるだけの水耕栽培でも良いと思います。バジルの茎を斜めに切って水に浸けておくだけで数日後には根を生やします。
バジルの種
Sponsored Links