ラベンダーは酸性土壌を嫌う!土作りに適したphと配合を紹介!

ラベンダーは酸性土壌を嫌う性質があるので、土に苦土石灰を混ぜてpHを調整する必要があります。今回は、ラベンダーに適した配合の土作りについて紹介します。

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ラベンダーは酸性土壌を嫌う

ラベンダー,酸性,土壌,土作り,ph,配合,画像ラベンダーは、シソ科ラワンドゥラ属に分類されるハーブですが、同じシソ科のバジルやミントなどと比べると全く異なる性質をもった植物です。ラベンダーは酸性土壌を嫌う傾向があるので、育て方がバジルやミントとは違います。

日本の土壌は酸性雨の影響で、酸性に傾いていることが多いです。酸性土壌でも、ミントは庭に植えると、どんどん繁殖して大変なことになるのですが、ラベンダーは酸性土壌では上手く育ちません。

ラベンダーにはたくさんの品種がありますが、最も香り高く人気のあるのは、イングリッシュラベンダー(コモンラベンダー)です。イングリッシュラベンダーは、南フランス・プロバンス地方原産の植物で、この場所は石灰岩土壌になっているので、土壌が弱アルカリ性に傾いているという特徴があります。

人気の品種のラバンディン系統も、基本的には原種のスパイクラベンダーとイングリッシュラベンダーを交配したものなので、酸性土壌を嫌い、弱アルカリ性の土壌を好む傾向があります。そのため、ラベンダーを育てる際には、土壌phを弱アルカリ性にするために、適切な配合を施した土作りをする必要があるのです。

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ラベンダーの土作りに適したph数値と配合

ラベンダーの品種によっては耐暑性に富んだものもありますが、イングリッシュラベンダーの性質を基本に考えると、酸性土壌と高温多湿を嫌う傾向があります。

ですから、ラベンダーを栽培するための土作りは、土に苦土石灰を混ぜて弱アルカリ性土壌にすること、赤玉土などの排水性に優れた資材を混ぜて水はけの良い土にすることが大切です。

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ラベンダーに適した土壌のpH数値

pH(ペーハーまたはピーエッチ)とは、Potential Hydrogenの略称で、水素イオン指数のことを示します。酸性かアルカリ性かを表す尺度として使われます。pHは1から14までの数値で表し、7が中性で、7より小さいと酸性、7より大きいとアルカリ性になります。

ラベンダーを育てるための土壌は、7.5程度の弱アルカリ性が適しています。土作りの際には、用土1リットルに対し、3g程度の苦土石灰を混ぜておくと良いでしょう。

ラベンダーに適した土の配合

ラベンダーに適した土は、腐葉土(4):赤玉土中粒(3):日向土小粒(2):パーライト(1)の配合でできた用土に、少量の苦土石灰を加えたものがおすすめです。

園芸では赤玉土の代わりに鹿沼土を使うことがよくありますが、鹿沼土は赤玉土よりもやや酸性の資材になるので、酸性土壌を嫌うラベンダーには鹿沼土を使わない方が無難です。自分で土を配合するのが面倒だという方は、ラベンダー専用の用土が販売されているので利用すると良いでしょう。

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窒素(N)・・・葉を育てる成分
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開花を促すためには、リン酸の割合が多く含まれた肥料を与えると効果的です。リン酸は、窒素やカリと比べて吸収率が低いため、窒素4:リン酸10:カリ1のように極端にリン酸が多い肥料を使うことが望ましいです。

【園芸豆知識⑤】お酢で害虫対策

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お酢には、病害虫の予防と駆除効果があり、家庭菜園で手軽に有機栽培がしたい方には、お酢を薄めたスプレーがおすすめです。

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また、お酢の濃度が濃過ぎることも葉を枯らす原因になるので、適切な濃度(酸度0.2%程度)のものを使用するようにしましょう。

【園芸豆知識⑥】冬場の苗作りは保温マットが必須

植物の種が発芽するためには、「水」「空気(酸素)」「適した温度」の3つの要素が重要です。水と空気を提供することは簡単ですが、寒い季節に発芽適温を維持することは難しいことです。

発芽に適した温度は植物の種類によって異なりますが、一般的に15℃~30℃程度です。冬場に苗作りをする場合は、温室管理や保温マットなどを使って温度調節する必要があります。

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