アジアンタムは、小さく扇状の葉が特徴のシダ植物です。見た目の可愛らしさから女性にとても人気がありますが、実際に育ててみると、意外と難しいと感じる方も少なくありません。
アジアンタムをはじめシダの仲間の多くは、乾燥に弱い傾向があります。ですから、アジアンタムの水やりをうっかり忘れてしまうと、数時間で葉がチリチリに枯れることがあるのです。今回は、アジアンタムが枯れる原因と葉を復活させる方法について紹介します。
アジアンタムの葉がチリチリに枯れる原因
大抵のシダ植物は水切れに弱い傾向がありますが、中でもアジアンタムは特に乾燥に弱いです。水切れになっていることに気付かずに、一晩そのままにしてしまうと、翌日の朝には葉がチリチリに枯れてしまうことがあります。
また、アジアンタムは乾燥にとても弱いので、エアコンの風が当たる場所にアジアンタムを置いておくと、風による乾燥が原因で葉が枯れることもあります。
さらには、強い日差しが当たる環境もアジアンタムは苦手です。多くの観葉植物はカーテンのレース越しの柔らかい日差しくらいが丁度良いとよく言いますが、この環境はアジアンタムにとっては良いものとは言えません。
乾燥に弱いアジアンタムにとっては、レース越しの柔らかい日差しでも、やや強い光になります。ですから、窓際から少し離れた環境の方が元気に育ちます。
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アジアンタムの育て方は水やりさえできれば難しくはない
アジアンタムは乾燥に弱く、水やりを忘れると葉がチリチリになってすぐ枯れてしまう、そんな印象を持たれている方も多いと思います。しかし、水やりさえしっかり行えば、意外と簡単に育てることができるとも言えます。
アジアンタムは、強い光を必要としないため、光量の少ない場所でも育ちます。つまり、部屋の様々な場所にアジアンタムを置いて楽しむことができるのです。
ただし、風が直接当たるような場所にアジアンタムを置くと、乾燥の原因になるので避けるようにしましょう。また、頻繁にアジアンタムの置く場所を移動すると、環境の変化に適応できずに葉をチリチリに枯らしてしまうことがあるので注意しましょう。
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チリチリに枯れたアジアンタムを復活させる方法
水切れや環境の変化などが原因で、アジアンタムの葉がチリチリになってしまったからといって、多くの場合は根まで枯れているわけではありません。
アジアンタムの葉はすぐにチリチリになりますが、実は、根は意外と強く、何度も根元から新しい茎を復活させます。
ですから、アジアンタムの葉が枯れてしまったら、根元の位置で茎をカットして水やりを続けると、そこから新しい茎が生え、再び可愛い葉を楽しむことができます。
枯れたアジアンタムが復活するまで時間は季節にもよりますが、暖かい時期であれば、1週間ほど経つと新しい茎が生え始まり、その後1~2ヶ月ほどで多くの葉が生え揃います。
アジアンタム
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