エケベリアは春になると、花芽を長く伸ばして開花することがあります。株によっては、なかなか花芽を出さないこともありますが、エケベリアの開花時期は3月から5月頃になります。
エケベリアの花芽を初めてご覧になった方は、花が咲いたらどうしたら良いのか不安になることがあると思います。そんな方のために、今回はエケベリアの花芽の処理方法を紹介します。
エケベリアの花が咲いたら?
エケベリアの花芽が伸びてきたら、花を楽しみたい方はそのまま開花させても良いですし、交配や種の採取に使っても良いです。
ただし、エケベリアの株の成長や葉の形を維持したい場合は、花が咲く前に花芽を取り除いておく必要があります。
これは他の多肉植物でも言えることですが、花が咲いたら多くの栄養を使うため、株の成長がおろそかになってしまいます。また、開花によって栄養を使うことで、葉の形が崩れてしまうこともあるのです。
そのため、エケベリアの株自体の形を楽しんでいる方は、開花前に花芽を切り取ることが一般的です。
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多肉植物の種類によっては花が咲くことで親株が枯れて子株が残る(オロキタシスやセンペルビウムなど)性質のものもありますが、エケベリアの場合は花が咲いたら株が枯れてしまうことはほとんどありません。
ですから、エケベリアの株の成長や形が気にならない方は、そのまま花芽を伸ばして花を咲かせても大丈夫です。
エケベリアの株がまだまだ小さくて、もっと成長させたいという場合に花芽を処理することが多いです。
エケベリアの花芽の処理方法
エケベリアの花芽は長くどんどん伸びて、その先端に花を咲かせます。エケベリアの花芽の処理方法は、伸びた花芽の根元を少し残して切り取ることがポイントです。
切り取った蕾は、水の入っていない小瓶などに挿しておくと、そのまま花が咲いて楽しむことができます。
株の方に残った花芽はそのまま放置すると、枯れて硬くなります。花芽が枯れると株から離れやすくなるので、花芽を指で摘まんで簡単に引き抜くことができます。
エケベリアの品種によっては、伸びた花芽に葉が付いている場合があるので、その葉を使って葉挿しをすると株を増やすことができます。
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エケベリアの葉挿しの方法はとても簡単です。エケベリアの葉を成長点(葉の付け根にある小さな黒い点)が残るように丁寧に取って、数週間放置すると自力で根を生やします。
根を生やしたエケベリアの葉は、土に挿してあげるだけで成長していくので、あとは通常通りの栽培ができます。
エケベリア
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