「ハイビスカスって簡単に増やせるよ。」という知人の言葉に乗せられて、その気になった私は、知人が栽培したハイビスカスの茎を貰い、それを元に自分でハイビスカスを増やしてみることにしました。
水挿しから育てたハイビスカスの鉢植え
この画像は、私が増やしたハイビスカスの鉢植えです。ハイビスカスの増やし方は主に2種類があり、1つ目はハイビスカスの茎を水に浸けて発根させる「水挿し」という方法です。2つ目はハイビスカスの茎を土に挿して発根させる「挿し木」という方法です。
どちらの方法でも良いのですが、このハイビスカスは茎を水挿しで発根させた後に、鉢植えにしました。水挿しを開始した頃は、10cmほどの挿し穂でしたが、2ヶ月経った現在では草丈22cmまで成長しました。
ハイビスカスは熱帯地域の植物なので、適切に対応しないと日本では越冬に失敗することがあります。ですから、万が一に備えてハイビスカスを増やしておくと安心です。
ハイビスカスには、「オールドタイプ」と「コーラルタイプ」と「ハワイアンタイプ」の3種類があり、最も寒さに強い種類がオールドタイプです。
3種類の違いについてはネット上にたくさん解説があるので、ここでは割愛するとして、最も流通が多いのもオールドタイプのハイビスカスなので、お店で購入する際は、店員さんに聞いてみると良いと思います。ちなみに、私が貰ってきたハイビスカスもオールドタイプです。
それでは、私が行ったハイビスカスの増やし方と、注意点について簡単に紹介します。
Sponsored Links
ハイビスカスの「水挿し」と「挿し木」
ハイビスカスの水挿しと挿し木のどちらをやるとしても、6~8月の暖かい時期に行うようにしましょう。ハイビスカスは寒さに弱い植物なので、寒い時期に行うと上手くいかないことがあります。
ハイビスカスの挿し穂を発根させて、その後にどんどん成長させることを考えると6月に水挿しまたは挿し木をするのが良いと思います。
ハイビスカスを増やすためには、10㎝程度の挿し穂が必要です。植物は節(葉が生えている根元の部分)のあたりが発根しやすいので、挿し穂は節の少し下のあたりを斜めに切ります。斜めに切ると断面が広くなるので、水を吸い上げやすくなります。
Sponsored Links
水挿し
ハイビスカスの水挿しはとても簡単で、準備した挿し穂を水に挿すだけです。水を入れる容器は何でも良いのですが、透明の容器に入れていると、発根の様子を観察することができます。
暑い季節は水が腐りやすいので、できれは毎日水替えをしてあげましょう。大抵は1ヶ月程度で十分に発根するので、その後、挿し穂を鉢植えに移動して完了です。
挿し木
ハイビスカスの挿し木は、挿し穂を土に挿して発根させる方法ですが、その前に、ハイビスカスの挿し穂を半日ほど水に浸して、十分に水を吸わせてから、土に挿し木をすると成功しやすいです。
使用する土は、肥料の入った一般的な園芸用の土ではなく、鹿沼土や赤玉土を使用すると良いでしょう。一般的な園芸用の土を使ってしまうと、挿し木の切り口に菌類が入り込み、腐ってしまう恐れがあるので避けた方が無難です。
使用する鹿沼土や赤玉土は、挿し穂が水を吸いやすいように粒の細かいものを選ぶと良いでしょう。発根するまでは小まめに水やりをすることがポイントです。
ハイビスカス
Sponsored Links