アジュガは生育が良く日陰でも育つことから、グランドカバーに使える植物として知られています。グランドカバー植物でありながら、春には花を楽しむことができるので、一度は庭に植えてみたいと考える方も少なくありません。
今回は、アジュガの成長速度について紹介します。生育旺盛と言われるアジュガですが、地植えにすると1年でどれくらい広がるのでしょうか。
アジュガは地植えでどれくらい広がるの?
アジュガは寒さに強いですが暑さには弱い傾向があります。そのため、直射日光や西日が当たる場所は避けた方が無難です。アジュガを地植えする場合は、日陰か半日陰になる場所を選ぶと良いでしょう。
地植えのアジュガがどれくらい広がるのかは栽培環境にもよりますが、アジュガにとって適した場所に植えた場合は、1年で株が四方に30㎝くらい広がります。
アジュガは、「ランナー(匍匐茎)」と呼ばれる地面を這うように伸びる茎によって広がっていきます。そして、ランナーの先にできた子株や、こぼれ種でどんどん増えていきます。アジュガの立ち上がった花茎と、四方に伸びたランナーで、思いのほか広範囲に広がっているように感じることでしょう。
増え過ぎて困るので庭に植えてはいけない植物として、よく知られている植物はミントですが、アジュガもミントと同じシソ科の植物です。ただし、ミントは地中を這う地下茎で増えるのに対し、アジュガは地表を這うランナーで広がるため、目で確認しながら管理できる点で、ミントよりも扱いやすい植物です。
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アジュガがうどん粉病で枯れることも!
去年は綺麗な花を咲かせてくれたアジュガが、今年になって調子が悪くなったり枯れたりすることがあります。そんな時は、大抵は病害によることが多いです。アジュガに発生する病害は、灰色かび病や斑点病、立枯病などがありますが、中でも最もかかりやすいのがうどん粉病です。なお、株が急に枯れる場合は、高温多湿による蒸れや立枯病の可能性もあります。
うどん粉病とは、ウドンコカビ科に属する菌類が、植物の葉や茎の表面に繁殖する病害で、見た目がうどん粉を振りかけたように白くなることが名前の由来になっています。そのまま放置してしまうと、菌類が株全体に広がって、最終的には枯れてしまいます。
それでは、なぜ去年まで元気だったアジュガが、今年になって急にうどん粉病にかかってしまうのでしょうか。その原因は様々なことが考えられますが、可能性の高い原因の1つとして、異常気象による影響が考えられます。
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うどん粉病は、涼しくやや乾燥した環境を好みます。雨が少ない冷夏や、雨が少ない秋などに発生しやすい。アジュガを植えている場所は同じでも、異常気象の影響でうどん粉病になってしまうことがあります。特に風通しが悪い場所は病害を受けやすいです。
うどん粉病は同じアジュガの株から株へと広がりやすく、アジュガはランナーを伸ばして密に繁茂する性質があるため、放置すると群生全体に広がってしまいます。うどん粉病にかかってしまったら、菌類が付着して白くなった葉や茎を取り除いて、殺菌剤を使って予防しておきましょう。
うどんこ病・灰色かび病に効く殺菌剤
アジュガ
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