葉牡丹(ハボタン)はお正月に飾る縁起物として知られていますが、最近ではいろいろな葉の色や形の品種があるので、1年を通して楽しめる植物になっています。
本来、葉牡丹はカラフルな葉を楽しむものですが、春になると花茎を長く伸ばして花を咲かせます。このように葉牡丹が伸びたらどうしたら良いのでしょうか?今回は、伸び過ぎた葉牡丹の切り戻し方法と、踊り葉牡丹の作り方について紹介します。
葉牡丹が伸びたら切り戻し
葉牡丹はアブラナ科の植物なので、同じアブラナ科の菜の花と似たような花を咲かせます。葉牡丹は長い茎をとう立ちさせて、枝分かれした先端に小さな花をたくさん咲かせ、種を付けます。
このように葉牡丹が伸びたら切り戻しをする必要があるのですが、切り戻しの時期が早過ぎると、再び花芽が伸びて開花してしまうので注意しましょう。
伸び過ぎた茎を切り戻す時期は、開花盛りが落ち着いて、種ができるサヤが膨らみ始める前に花とサヤを切り取ります。地域にもよりますが、4月頃に切り戻しを行うと良いでしょう。
すると、脇芽が伸びてきて牡丹のような形のカラーリーフをたくさん楽しむことができます。脇芽が次々と伸びて、複数のカラーリーフが開く様子がまるで踊っているように見ることから、このような仕立て方を「踊り葉牡丹」と言います。
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踊り葉牡丹の作り方
踊り葉牡丹の作り方はとても簡単で、花とサヤを切り取っておけば、自然と脇芽が伸びて踊り葉牡丹になります。
しかし、茎の高い位置で剪定してしまうと、葉の重みで茎がうねるように曲がり、見た目が悪くなることがあるので注意が必要です。踊り葉牡丹を作る際は、茎の低い位置で剪定して、丈夫な太い茎を残すことがポイントです。
葉牡丹の切り戻しは、下葉が5~10枚ほど残しておけば大丈夫です。株のバランスを見て、茎の長さを少し変えてあげると、綺麗に仕上がります。
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葉牡丹はアブラナ科の植物なので、キャベツやブロッコリーのように、アブラムシの被害にあいやすい。アブラムシは1年中植物に寄生している害虫です。殺虫剤をかけておかないと、せっかくの踊り葉牡丹が台無しになってしまいます。
春から秋にかけては、ハスモンヨトウ、アオムシ、コナガなどの被害にあいやすい。芋虫類は食欲旺盛で、葉を穴だらけにしてしまうので注意が必要です。殺虫剤をかけたり目視で害虫を見付けて取り除く必要があります。
アブラムシやハスモンヨトウなどに効く殺虫剤
踊り葉牡丹
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