エクメアはパイナップル科サンゴアナナス属に分類される熱帯植物で、筒状になった葉の間に水を溜めて給水する、いわゆるタンクブロメリアと呼ばれる種類の植物です。今回は、エクメアの株分けについて解説していきますが、同じタンクブロメリアの仲間のグズマニアを育てた経験がある方であれば、エクメアとグズマニアの株分け方法はほぼ同じなので、やり方がイメージしやすいと思います。
エクメアの子株の株分け方法
エクメアの花苞が色褪せてきたら
エクメアの赤や白に染まった一見花のように見えている部分は、葉が変化した「花苞(かほう)」と呼ばれるもので、本当の花は花苞の内部に小さく咲いています。エクメアの開花時期は5月〜10月頃で、内部に咲いた小さな花は2、3日する萎んでしまうのですが、花苞の部分は長く観賞できます。
エクメアは一度開花すると、その株には二度と花が咲きません。花後は親株の根元から子株が生えてくるので、その子株を切り取って、今度は株分けした子株を育てていきます。ただし、子株ができたからといって、すぐに株分けしてはいけません。子株が十分に成長してから切り離さないと、活着できないことがあるので注意が必要です。
エクメアの花苞が色褪せてきたり、枯れてきたら、花苞を切り取って子株を育てる期間に入ります。5~10月頃の生育期には、緩効性化成肥料を2~3か月に1回の頻度で与えると、子株の成長を促していくと良いでしょう。
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子株を親株から切り離すタイミングと方法
エクメアの株分けの時期は、生育期の5~10月頃が適しています。子株を親株から切り離すタイミングは、子株の葉が5、6枚になってから株分けをすると良いでしょう。このくらい子株が成長していると、もう発根しているはずなので、株分け後の成長がスムーズになります。
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株分け方法はとても簡単で、子株と親株がくっついている境目を切り離すだけです。手でパキッと折っても良いですし、なかなか切り離せない場合は、ナイフなどを使っても良いです。
親株から切り離した子株は、1日くらい日陰で放置して切り口を乾かします。切り口が乾いたら、子株を水苔などに植え付けて株分けが完了になります。
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