苔玉は室内の暗い場所に置いておくと、茶色く枯れてしまうことがよくあります。しかし、コケ玉の表面が茶色くなったからといって、完全に枯れてしまったわけではありません。栽培方法を改善すれば、再び緑色の苔玉に復活することが可能です。
今回は、茶色くなった苔玉の復活方法と、カビが生えた時の対処法について紹介します。
茶色くなった苔玉の復活方法
苔玉が茶色くなる主な原因は、「日照不足」と「乾燥」です。苔類の多くは、直射日光を嫌い、日陰を好む傾向がありますが、それでも光量の少ない室内に置いていると、日照不足で枯れることがあります。また、苔類は湿気を好むので、うっかり水やりを忘れて、乾燥してしまうことも苔玉が茶色くなる原因になります。
茶色くなった苔玉の復活方法は、まずは栽培する場所を見直すことが重要です。午前中は日が当たり、午後から日陰になるような半日陰の場所に置いておくと、1ヶ月ほどで緑色の苔玉に復活してくれます。苔玉が乾燥している場合は、たっぷりと水を与えておきましょう。
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苔玉が部分的に茶色くなった時は、その茶色い部分だけをハサミで切って、取り除いておくと良いでしょう。光と水をきちんと与えていれば、特に肥料を与えなくても、緑色に復活してくれます。
苔玉にカビが生えた時の対処法
苔玉にカビが生えた時は、まずはカビた部分をハサミで切って取り除きます。それから、再びカビが生えてこないように、殺菌剤を苔玉にかけておくと良いでしょう。
使用する殺菌剤は、うどんこ病などの糸状菌(カビ)に効くタイプのものを選ぶようにしましょう。細菌用の殺菌剤は、カビには効果が無いので使わないようにしてください。
カビに効く殺菌剤「ベンレート」
殺菌剤の使用方法は商品によって異なりますが、ここで紹介している「ベンレート」という殺菌剤は、粉末の殺菌剤を水に溶かして使います。殺菌剤の溶液をスプレー容器に入れて、苔玉に吹きかけて使うと便利です。
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カビていない苔玉にも、殺菌スプレーをかけておくと、カビの予防になります。また、苔玉の茶色くなった部分は、そのままにしておくとカビが生えやすいので、見付けたらハサミで切り取っておくとカビの予防になります。
殺菌剤は、日差しが強く気温の高い昼間に使うと、薬害を起こして苔玉が茶色くなることがあるので、朝や夕方、曇りの日などに殺菌スプレーをかけるようにしてください。
苔玉
乾燥粉末ハイゴケ
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