シクラメンの夏越しは、休眠させる方法と休眠させない方法の2種類があり、簡単な方は休眠させる方法です。
シクラメンは高温多湿に弱いため、夏場に休眠させずに水やりを続けていると、球根が腐ってしまうことがあります。ですから、暑い季節はシクラメンを休眠させて水を与えないやり方の方が失敗しにくいです。
シクラメンの夏越しは水やり不要
4月の下旬頃になると、シクラメンの花が終わって、葉っぱだけになります。この頃から水やりを止めていると、徐々に葉が枯れて球根だけになっていきます。
シクラメンの緑の葉を無理やり切ってしまうと、急激な変化によって球根に負担がかかるので、この時期は枯れた茎葉だけ取り除く程度で十分です。後は自然に球根だけの状態になります。
シクラメンの休眠は、5月~8月に全く水やりをしません。シクラメンを雨の当たらない屋外に置いておくだけです。風通しの良い屋外の日陰にシクラメンを置いて、土と球根をカラカラに乾燥させて休ませておきます。
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シクラメンの夏越しが成功しているかどうかを確かめる方法は、球根を指で触ってみて、硬い球根だったら成功です。ぶよぶよと柔らかい球根だったら腐っているので、残念ながら夏越し失敗になります。
シクラメンは休眠後の水やりが失敗の主な原因
9月の下旬頃になると、シクラメンが球根から新芽を出して再び成長し始めます。その頃から水やりを再開していくのですが、休眠後に水を与え過ぎることが原因で失敗してしまうことが多いので注意が必要です。
休眠後すぐのシクラメンは、根や葉が万全の状態ではないので、この時期に水を与え過ぎてしまうと、球根が腐ってしまうことがあります。特に9月はまだまだ暑い日が続き、土の中が蒸れやすいので、水やりの頻度を少なくすることが大切です。
休眠後の水やりは、土が乾いてから水をたっぷり与えるのが基本です。常に土が湿った状態では、球根に負担がかかります。水やりをする前にシクラメンの鉢を持ってみて、土の中が乾いて軽くなっていることを確認してから水を与えると良いでしょう。
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10月になると、シクラメンの葉が次々と出てきます。この時期になったら、日当たりの良い場所へシクラメンを移動してあげると成長してくれます。このタイミングで固形肥料を与えておきましょう。
シクラメンを休眠させると、通常のシクラメンと比べて開花時期が少し遅れます。休眠させないシクラメンの開花時期は10月~4月頃ですが、休眠させたシクラメンは12月頃から開花します。
シクラメン
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