スイセンの花が咲かない原因については様々なことが考えられますが、中でも頻度が高い3つの原因を紹介します。特に花後に葉っぱを切ることは、絶対にやってはいけないことなので、なぜ切ってはいけないのかをしっかりと知っておく必要があります。
スイセンの花が咲かない原因
日当たりが悪い
スイセンの花が咲かない原因の1つとして、真っ先に挙げられるのは日当たりの問題です。スイセンは日光を好む植物なので、日当たりの悪い場所に植えると球根が十分に育ちません。これが原因で花が咲かないことがよくあるのです。
スイセンの開花時期は10月~4月頃になります。花が終わった5月頃から夏にかけては球根を育てる時期です。この時期にしっかり日光に当てて、新しくできた球根を太らせないと、翌年に開花することができません。肥大できなかった球根は発芽しても、葉っぱだけになってしまいます。
スイセンは、チューリップなど他の球根植物のように、夏場に球根を掘り出して保管する必要がありません。スイセンを地植えしたら、3年くらいは植えっぱなしでも大丈夫です。
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葉っぱを切るのはNG
花が終わり、葉っぱだけになってしまったスイセンは、どこかだらしなく見えてしまうものです。そのため、花後にスイセンの葉っぱを切ることがあるようですが、これは絶対にやってはいけないNG行動です。
スイセンの花が終わって葉っぱだけになった5月頃は、スイセンの球根を育てる重要な時期になります。この時期にしっかり光を浴びて光合成を行い、それによってできた養分を球根に溜めておかないと、翌年に花が咲かない原因になります。
そんな大切な時期に、肝心の葉っぱを切ってしまうと、光合成ができなくなってしまうので、絶対に葉を切ってはいけません。わざわざスイセンの葉を切らなくても、夏になれば自然に葉っぱが黄色くなって枯れていきます。花後は球根を育てる重要な時期なので、根や球根の成長を促すカリ分の多い肥料を与えておくと良いでしょう。
球根を育てるカリ分の多い肥料
鉢植えのスイセンは定期的な植え替えが必要
地植えのスイセンは一度植えたら3年くらいは植えっぱなしでも大丈夫なのですが、鉢植えのスイセンは定期的に植え替える必要があります。
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スイセンの球根は、親球の周りに子球ができて増えていく性質があります。そのため、長年同じ鉢でスイセンを育てていると、新しい子球ができるスペースが徐々になくなっていきます。それが原因でスイセンの子球ができなくなり、花が咲かないということがあるのです。
鉢植えのスイセンは2年に1度くらいは分球も兼ねて、一回り大きな鉢に植え替えをすると良いでしょう。
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