今回は、ナデシコの花がら摘みの仕方について紹介します。咲き終わった花がらを摘むことで、新しい花や新芽の成長のために栄養を使うことができます。花が終わったら種を作る前に剪定してあげると、ナデシコの花を2度、3度楽しむことができます。
ナデシコはどんな植物?
ナデシコは、万葉集で歌が詠まれるほど、昔から日本人に馴染み深い植物です。ナデシコには多くの品種があり、世界中の広範囲に約300種類が分布し、日本にもカワラナデシコやシナノナデシコなどの数種類が自生しています。
秋の七草の1つでもあるナデシコですが、春から夏にかけて花を咲かせる種類が多いです。種から栽培する場合は、9~10月に種をまき、翌年の4~10月に花を楽しむことができます。
ナデシコは、日当たりが良く風通しが良い場所を好みます。寒さには比較的強いのですが、霜に当たると傷んでしまうので、寒い季節には鉢を室内に移動するなどの霜よけが必要になります。
水やりは、土の表面が乾いたら水をいっぱいやります。ナデシコは乾燥気味を好むので、水をやり過ぎると根が蒸れて傷んでしまうので注意しましょう。
肥料は、液体肥料を週に1回、もしくは固形肥料を月に1回与えると、元気に花を咲かせてくれます。
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ナデシコの花がら摘みの仕方
ナデシコの花が枯れてきたら、種ができないように花がら摘みをすると長く花を楽しむことができます。種ができると、種子に栄養がいくようになり、葉や茎の成長が滞ってしまいます。
ナデシコは、次々と新芽が伸びてたくさんの花を楽しむことができる植物です。花がら摘みをせずに種ができてしまうと、2度、3度楽しめるはずの開花が、1度きりで終わってしまいます。
ナデシコの花がら摘みの仕方は、花が終わったら花の元から摘むだけです。
ナデシコはたくさんの花を咲かせる植物なので、少し手間がかかりますが、ナデシコの花がら摘みは、種を作らないためと、花がらが葉の上に落ちて葉を痛めないようにするために行います。小まめに花がら摘みをやっておきましょう。
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花が終わったらどうする?
ナデシコは1つの株にたくさんの花を咲かせます。全部の花が終わったら、茎の根元から切っておきます。すると、次の新芽が根元から伸びて、新たに花を咲かせます。
ナデシコの花がら摘みの仕方は、花が枯れた種を作る前に一輪ずつ摘んで、全部の花が終わったら茎の根元から切って、新芽を育てるという方法です。
咲き終わった茎を切ることで、新芽の成長のために栄養が使われるようにすることがポイントです。ナデシコは4~10月の長い間開花を楽しむことができる植物です。
ですから、剪定せずに1度で花が終わってしまうのはもったいない。少し手間がかかりますが、是非花がら摘みと剪定を行って、何度も開花を楽しんでみてください。
ナデシコ
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