モミジの葉がチリチリに枯れる原因は様々なことが考えられますが、頻度の高い原因の1つに「乾燥」による被害が挙げられます。モミジが乾燥してしまう理由は、強風による影響や、強い日差しによる影響、さらには水切れによる影響などが考えられます。
モミジの葉がチリチリに枯れる原因
春の強風に要注意
春は風が強くなる季節です。5月に入るとさらに日差しも強くなってきます。すると、このことが原因でモミジが乾燥してしまい、葉先の方からチリチリに枯れることがあります。
モミジは、低山の谷間などの風の穏やか環境に自生する植物です。地面は保水性に優れたフカフカの腐葉土になっていて、株元からも乾燥する心配がありません。
しかし、庭にモミジを植えた場合は、春の乾燥した風が吹き荒れる環境にさらされます。これが原因で、4月下旬から5月にかけてモミジの調子が悪くなることがよくあります。
春の時期は南風が強くなります。庭の中で風の影響がない場所を探すのは、なかなか難しいことではありますが、他の庭木などを利用して、できるだけモミジに強風が当たらないような環境を作ってあげることが大切です。
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真夏の暑さで葉がチリチリ
本来モミジは、標高1000m程度の低山に自生する植物なので、涼しい環境を好みます。しかし、モミジを平地に植えた場合は、夏になると気温が上昇し乾燥しやすくなります。これが原因でモミジの葉がチリチリに枯れることがあるのです。
この状態が悪化すると、モミジの枝先の方から乾燥して枯れてしまうことがあります。一見、通常の枝のように見えますが、枝枯れすると弾力性が失われて簡単に折れてしまいます。
強い日差しがモミジの葉に直接当たると、葉焼けを起こしてモミジの葉先の方からねじれてチリチリになります。ですから、庭にモミジを植える場合は、半日陰で西日が当たらない場所で管理すると良いでしょう。
真夏の水やりは、モミジの根元だけではなく、葉っぱにも水をかけてあげましょう。この時期に葉水をすることで、瑞々しい葉を保つことができれば、秋の紅葉も綺麗な葉の形で楽しむことができます。
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植え替えは休眠期に行う
モミジを庭に植える時期が原因で、根っこが上手く張らずに水を吸い上げることができなくて、その結果、モミジの葉が乾燥してチリチリに枯れるということがあります。同様の原因で、枝枯れを起こすこともあります。
モミジの植え替えの時期は、休眠期にあたる12月~3月が適しています。モミジのような落葉樹は、休眠期に入ると葉を落とすので分かりやすいと思います。
この時期はモミジが休眠状態に入るので、根から水分をほとんど吸い上げなくなります。この時に植え替え作業を行うと、モミジの負担が少なくて済むのです。
厳密に言うと、モミジは落葉してから1ヶ月くらい経つと、徐々に根から水分を吸い上げるようになります。ですから、できれば落葉後1ヶ月以内に植え替えると安心です。
モミジ
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