草丈が高く葉が大きくなるヒマワリは、調子を崩すと大きな葉の重みで垂れ下がって、葉が萎れることがよくあります。その原因が水切れ程度でしたらすぐに復活しますが、病害虫の被害で下の葉が枯れることもあります。
ヒマワリの葉が萎れる原因
ヒマワリの葉は、日照不足や病害虫被害で萎れることもありますが、ヒマワリの葉が萎れる主な原因は水切れです。
植物の葉には「気孔(きこう)」と呼ばれる小さな穴がたくさんあり、気孔を開閉することで水分量を調節しています。
ヒマワリが水切れを起こすと、これ以上水分を失わないように気孔が閉じます。ヒマワリの気孔は葉の裏側に多く存在するので、気孔が閉じた分だけ葉が裏側に丸まり、葉が萎れたように見えるのです。
葉が大きいヒマワリは、乾燥すると葉の重みで垂れ下がって萎れやすいです。特に草丈が高くなる品種は、たくさんの水分を必要とするので、夏場に葉が萎れやすくなります。
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ヒマワリの水やりは、表土が乾いたらたっぷり水を与えるというメリハリのある水やりが基本ですが、真夏はすぐに土が乾いてしまうので、ほぼ毎日水やりをする必要があります。
水切れだけが原因でヒマワリの葉が萎れる場合は、水を与えれば数時間後に葉がピンと立って復活します。葉が復活しない場合は、日照不足や病害虫被害など、その他の原因が隠れている場合があり、放っておくと葉が枯れる心配があります。
ヒマワリの下の葉が枯れる原因
草丈が高くなるヒマワリは、光と肥料と水をたくさん消費して大きく成長します。そのため、これらのいずれかが不足すると、下の葉から枯れることがあります。
特に、日当たりの悪い場所でヒマワリを管理していると、調子を崩してしまうことがよくあります。朝から夕方までずっと日が当たる場所でヒマワリを育てることが望ましいです。半日陰の場所では、ヒマワリの下の葉から黄色くなって枯れてしまうことがあります。
ヒマワリの水やりは、表土が乾いたらたっぷりと水を与えるというメリハリのある水やりが基本です。しかし、真夏は土の乾きが早く、水切れしやすいので、ほぼ毎日水やりが必要です。
肥料は元肥として緩効性肥料を施し、花が咲くまでは2週間おきに化成肥料を追肥します。
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また、病害虫が原因でヒマワリの下の葉が枯れることもあります。高温乾燥時にはハダニが発生しやすくなります。ハダニは植物の汁を吸って枯らしてしまう害虫なので注意が必要です。また、小さな白い虫がヒマワリの葉にたくさん付着している場合は、オンシツコナジラミの可能性があります。
ハダニとオンシツコナジラミは植物の葉裏に潜んでいることが多いので、見付けたら殺虫剤などを使って駆除しましょう。
殺虫殺菌剤
ヒマワリの種
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