鶏糞と牛糞は使い方が違うものなので、鶏糞と牛糞のどっちを選ぶかではなくて、どのように使うかが重要になります。そのため、鶏糞と牛糞の使い方や特徴の違いを知っておく必要があります。
鶏糞と牛糞の違い!どっちが肥料分が多い?
鶏糞と牛糞は、どちらも堆肥として区分されていますが、そもそも鶏糞と牛糞では使い方が全く違います。
鶏糞はリン酸を多く含む有機質肥料で、元肥にも追肥にも使うことができます。
牛糞は鶏糞と比べると肥料分が少ないですが、土に混ぜるとフカフカになる土壌改良材として使えます。
鶏糞は「肥料」で、牛糞は「土壌改良材」という使い方の違いがあるわけです。ですから、どっちが肥料分が多いかというと、牛糞よりも鶏糞の方が肥料分が多いです。
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鶏糞と牛糞の使い方と特徴
鶏糞は有機質肥料なので化学肥料よりも効き目がゆっくりなのですが、鶏糞は有機質肥料の中では即効性があるので、元肥だけでなく追肥としても使えます。鶏糞はリン酸が多めの実肥なので、ピーマンやナスなどの果菜類に適した肥料になります。
鶏糞を元肥として使う場合は、野菜の種や苗を植え付ける1週間前までに土に混ぜ込むようにしましょう。鶏糞や牛糞などの有機質肥料は、土に入れて分解される際にガスが出るので、肥料を土に入れてすぐに野菜を栽培すると、根が傷んでしまうことがあるので注意しましょう。
鶏糞を追肥として使う場合は、野菜の葉の色が薄い時や実ができ始めたタイミングで、株と株の間の土に鶏糞を混ぜ込みます。
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牛糞は土作りに使う土壌改良材なので、野菜の種や苗を植え付ける前に、土に混ぜ込んで使います。
市販されている発酵牛糞には、籾殻や樹皮、おが屑などが配合されていて、これらの植物成分を牛糞が発酵分解することで、土壌をフカフカにすることができます。ですから、籾殻堆肥やバーク堆肥(樹皮)などの植物性堆肥の要素も含まれているわけです。
鶏糞と牛糞の使い方は違いますが、土作りの際に鶏糞と牛糞を一緒に混ぜて使っても大丈夫です。
鶏糞
牛糞
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