植物に肥料を与える時期は、生育が良くなる暖かい季節に与えるイメージが強いですが、キンモクセイは、冬の時期に寒肥として肥料を与えることがあります。今回は、キンモクセイの肥料の時期とやり方について紹介します。
キンモクセイ(金木犀)に肥料を与える時期
キンモクセイに肥料を与える時期は、2月~3月頃に寒肥として有機質肥料を中心に与えるのが一般的です。それに加えて、4月~5月頃の新芽が出る時期に追肥をして、8月~9月頃の開花の前に肥料を与えます。
2月~3月頃に肥料を与える寒肥は、寒い時期に肥料を与えても意味がないのではと思われがちですが、キンモクセイの栽培は、この時期の肥料がとても重要です。
冬の時期には、動物が冬眠するようにキンモクセイも眠っているのかというと、そうではありません。確かにキンモクセイも寒い季節は生育が鈍りますが、落葉樹ではなく常緑樹なので、冬の時期も葉が落ちずに活動しています。2月~3月頃にしっかり肥料を与えておけば、その後の芽吹きの時期の生育が良くなります。
Sponsored Links
キンモクセイ(金木犀)の肥料のやり方
キンモクセイには、有機質肥料を中心に与えるのが一般的で、「油粕」「骨粉」「鶏糞」などを使用することが多いです。
油粕は、微生物の働きを活性化させてフカフカの土壌にし、植物が養分を吸収しやすくする効果があります。使用する油粕によって成分の割合は異なりますが、大抵は窒素(N)を多く含んでいて、茎葉の生育を促す効果があります。
骨粉も使用する商品によって成分の割合は異なりますが、大抵はリン酸(P)が多く含まれているので、花実を育てる効果が期待できます。鶏糞は、窒素(N)・リン酸(P)・カリ(K)がバランス良く含まれています。
Sponsored Links
キンモクセイに与える肥料は、油粕と骨粉を混ぜ合わせたものを使うことが多いです。それに鶏糞を加えて補助的に使うこともあります。
肥料のやり方は、キンモクセイの株元に肥料を与えるのではなく、株元から少し離れた場所に肥料を与えるのがポイントです。
植物の根は、株元から周りに広がって伸びているので、根の伸びた先のあたりの土壌に肥料を埋めると良いでしょう。植物の根は、枝が伸びた距離と同じくらいの距離まで伸びると言われているので、枝の伸びた先のあたりの地面に有機質肥料を埋めていきましょう。
おすすめの骨粉入り油粕
鶏糞
キンモクセイ
Sponsored Links
おすすめの記事
ブロッコリーの脇芽の収穫はいつまで?脇芽を大きくする方法を紹介!
ビカクシダ・ネザーランドの特徴は?ビフルカツムとの違いや見分け方を紹介!