ネモフィラの古い葉が自然に枯れる場合は問題ないのですが、それ以外でネモフィラの葉が黄色くなる場合は、何らかの原因があるはずです。しかし、ネモフィラの葉に白い斑点があるのは、必ずしも病気が原因というわけではありません。
ネモフィラの葉が黄色い原因
ネモフィラの葉が黄色くなる原因については様々なことが考えられます。単に古い葉が役目を終えて枯れることもありますし、根の不調から葉が水分不足になって黄色くなることもあります。
ネモフィラの葉が黄色く変色した際に考えられる原因の中で、最も可能性が高いことは、気候による影響で葉が枯れることです。
ネモフィラは高温多湿に弱く、6月頃には株が枯れてしまう一年草です。ネモフィラは蒸れに弱いので、風通しの悪い場所に置いておくと、下葉が蒸れて黄色くなることがあります。
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ネモフィラの苗の植え方は、浅植えが基本です。ネモフィラを深く植えてしまうと、株元が蒸れて下葉から枯れてしまいます。株元に水が溜まらないように、少し土を盛り上げた状態にしてネモフィラを植え付けてあげると、水が自然に流れて蒸れにくくなります。
ネモフィラは、冷涼な気候を好む植物ですが、冬場に最低気温が-5℃を下回る環境で育てる場合は、マルチングや不職布をかけたりして防寒対策をすると良いでしょう。
ネモフィラの葉に白い斑点があるのは?
ネモフィラの園芸種の多くは、青い花を咲かせる「ネモフィラ・メンジェシー(Nemophila menziesii)」が元になっています。これは、別名インシグニスとも呼ばれるネモフィラの代表的な種類です。
たとえば、「ペニー・ブラック(Nemophila menziesii var.discoidalis ‘Penny Black’)」や「スノーストーム(Nemophila menziesii var.atmaria ‘Snowstorm’)」なども、ネモフィラ・メンジェシーを元に作られた変種です。
ネモフィラ・メンジェシーは、葉に白い斑点が現れることがあり、これは病気ではなくもともとある性質です。園芸店などでネモフィラの苗を購入した時には、おそらく葉に白い斑点があったはずです。購入後しばらく経ってから、白い斑点に気が付くと不安になる方もいらっしゃると思いますが、全く心配ありません。
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ただし、灰色の斑点が日に日に大きくなり、葉が黄色くなって枯れてしまう場合は、灰色かび病の疑いがあります。ネモフィラは蒸れに弱い植物なので、カビ(糸状菌)の発生によって引き起こされる灰色かび病になりやすいです。
ネモフィラは日当たりと風通しが良い場所で管理するようにしましょう。枯れた葉や花がらをそのままにしておくと、カビの温床になりやすいので、取り除いておくと良いでしょう。
ネモフィラの種
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