オステオスペルマムは、春と秋にたくさんの花を咲かせる植物ですが、初めのうちは次々に花を咲かせていたのに、次第に花付きが悪くなるということがよくあります。今回は、オステオスペルマムの花が咲かない原因について紹介します。
オステオスペルマムの花が咲かない!蕾のまま枯れる原因は?
冬場の切り戻しはNG
オステオスペルマムの開花時期は春(1~5月頃)と秋(9~11月頃)の年2回あります。オステオスペルマムは高温多湿に弱いので、梅雨から夏にかけては花が咲かない傾向があります。この時期は株自体が弱っているので、花芽があったとしても蕾のまま枯れることが多いです。
ですから、オステオスペルマムの花が終わったら、思い切って切り戻し作業を行うと良いでしょう。切り戻すことで脇芽が増えるので、その分たくさんの花を咲かせます。切り戻しの際には、株が1/3程度になるまで切っても大丈夫です。
切り戻しの時期は、春の開花が終わる6月頃と、秋の開花が落ち着いてくる10月頃が適しています。
オステオスペルマムは、冬場に花芽を付ける性質があります。そのため、冬の時期に切り戻してしまうと、せっかく付けた花芽を切り取ってしまうことになるので、オステオスペルマムの花が咲かない原因になります。秋の切り戻し作業は早めに行うことが重要で、10月頃が適しています。
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根詰まり
オステオスペルマムは、根の成長が早い植物なので、2年に1回を目安に一回り大きな鉢に植え替える必要があります。植え替えの時期は、切り戻しの時期と同じで6月または10月頃が適期です。
オステオスペルマムに限らず、植物の多くは根詰まりをすると花付きが悪くなる傾向があります。オステオスペルマムを購入したばかりの頃は、次々と花を咲かせていたのに、年月が経つと花が咲かない場合は、根詰まりの疑いがあります。
オステオスペルマムの購入直後は、必ず植え替えすることをお勧めします。植え替えの際に根の状態を確認しておきましょう。
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肥料切れ
オステオスペルマムは開花期間が長いため、しっかりと肥料を与えないと花が咲かない原因になります。肥料切れになると、開花しても花が小さかったり、蕾のまま枯れることがあります。
オステオスペルマムの肥料は、元肥としてリン酸分の多い緩効性化成肥料を与えます。開花期間になったら、速効性の液体肥料を2週間に1回の頻度で追肥します。
開花時期は次々と花が咲くので、咲き終わった花がらは摘み取っておきましょう。花がらをそのままにしておくと、花付きが悪くなるので注意しましょう。
元肥に使える緩効性化成肥料
追肥に使える速効性液体肥料
オステオスペルマム
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