ナスタチウムの食用と観賞用の違い

ナスタチウム(キンレンカ)は、葉も花も食べられるエディブルフラワーとして知られているハーブです。

にもかかわらず、園芸店などで「このナスタチウムは観賞用なので食べられません。」と書かれた苗を見掛けることがあります。

ナスタチウムには食用と観賞用の苗がありますが、これらの違いは何なのでしょうか。

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「食用ナスタチウム」と「観賞用ナスタチウム」の違い

ナスタチウム,食用,観賞用,違い,画像1結論から言うと、食用ナスタチウムは、無農薬もしくは減農薬で育てたもので、観賞用ナスタチウムは農薬を使って育てたものという違いがあります。

食用ナスタチウムは、食べることを想定しているので農薬を使っていない、もしくは人体に影響がないように農薬を極力減らして育てています。

一方、観賞用ナスタチウムは、食べることを想定していないので、花や葉が美しく育つように農薬が使われています。

そのため、園芸店などでは、観賞用ナスタチウムは食べられませんと表記されているのです。

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本来、ナスタチウムはつる性の植物なので、どんどん伸びていく性質があるのですが、出荷時に矮化剤処理を行って成長を抑制していることが多いです。

この「矮化剤(わいかざい)」とは、成長に関わる植物ホルモンを抑制する薬剤のことで、主に鉢植えの観賞用ナスタチウムに使われることが多いです。ナスタチウムがなかなか成長しなかったのに、購入後1ヶ月頃から急に伸び始めたという場合は、矮化剤の処理がされている可能性が高いです。

農薬や矮化剤処理の問題があるので、観賞用ナスタチウムは食べないようにしましょう。

「食用ナスタチウム」はどこに売っているの?

ナスタチウム,食用,観賞用,違い,画像2食用ナスタチウムは、園芸店やホームセンターなどのハーブコーナーで見掛けることが多いです。

ナスタチウムの苗は春から秋にかけて流通しますが、苗の植え付けの時期が3月から5月頃なので、食用ナスタチウムの苗は、この時期に探してみると良いでしょう。

ナスタチウムを種から育てる場合も、春まきが3月から5月頃なので、この時期に探してみると良いと思います。

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商品によっては、初めから食べることを想定した「有機種子(農薬・化学肥料・遺伝子組換を行っていない)」というものもあります。

ナスタチウムは、ピリッとした辛味と酸味があるので、サラダに加えて食べると美味しいです。ナスタチウムの葉や花は、生で食べるものなので、農薬などの付着は気になるところです。

ナスタチウム

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【園芸豆知識④】花や実の成長を促す肥料

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窒素(N)・・・葉を育てる成分
リン酸(P)・・・花や実を育てる成分
カリ(K)・・・根を育てる成分

開花を促すためには、リン酸の割合が多く含まれた肥料を与えると効果的です。リン酸は、窒素やカリと比べて吸収率が低いため、窒素4:リン酸10:カリ1のように極端にリン酸が多い肥料を使うことが望ましいです。

【園芸豆知識⑤】お酢で害虫対策

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お酢には、病害虫の予防と駆除効果があり、家庭菜園で手軽に有機栽培がしたい方には、お酢を薄めたスプレーがおすすめです。

お酢のスプレーは、早朝や夕方、曇りの日など、気温の低い時に使用するようにしましょう。気温が高い晴れた日の昼間にお酢のスプレーをかけると、薬害を起こして葉が枯れることがあるので注意が必要です。

また、お酢の濃度が濃過ぎることも葉を枯らす原因になるので、適切な濃度(酸度0.2%程度)のものを使用するようにしましょう。

【園芸豆知識⑥】冬場の苗作りは保温マットが必須

植物の種が発芽するためには、「水」「空気(酸素)」「適した温度」の3つの要素が重要です。水と空気を提供することは簡単ですが、寒い季節に発芽適温を維持することは難しいことです。

発芽に適した温度は植物の種類によって異なりますが、一般的に15℃~30℃程度です。冬場に苗作りをする場合は、温室管理や保温マットなどを使って温度調節する必要があります。

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